岡田克也幹事長は7月2日、国会内で会見を開き、能登半島地震からの復興の遅れ等について発言しました。

 昨日、能登半島地震から半年がたったことについて岡田幹事長は「これまで258名が亡くなり、現在も避難生活を余儀なくされている方々が多くいる。心からお見舞いを申し上げる」と述べて、泉代表が4度目の視察に入ったことを紹介しました。

 「倒壊した家屋のがれきがまだ残っている。公費の解体が大幅に遅れている」と指摘し、「なぜここまで時間がかかっているのか。公費による解体はやる気があればできる」と疑問を表明しました。

 また、政府が予備費で多額の追加支出を決めたことについて、岡田幹事長は「予備費では、実際何に使うか把握ができない。政府は国会が終わったのを見透かしたように予備費を使う。かなり多額を投入」しているとして、「本来は補正予算であるべき。(補正予算であれば)国会で議論し、予算書が必要となり、中身が明確に分かる」と述べました。

 岡田幹事長は、東日本大震災時、補正予算案を4月22日に閣議決定し、連休あけには成立していたことと比べて、「半年もたっており、一度も補正予算が出てこないのは異常」「国会を、国民を全く軽んじている。自分のお金のように当然に予備費を使い、それが我々にも国会にも国民にも分からない状況は誠に遺憾」と批判しました。