重徳和彦政務調査会長は2月20日、国会内で会見を開き(1)予算委員会の審議(2)衆院総務委員会における税法の審議(3)高額療養費自己負担引上げ凍結法案――等について発言しました。
(1)予算委員会の審議
昨日(19日)の予算委員会が流会となったことに触れ、旧安倍派会計責任者の参考人招致の方法について「自民党からありえない横やりが入った」と報告。予算審議に遅れが出たことに関しては、「与党である自民党の責任においてこのような事態を招いている。われわれとしては誠意ある審議を国民目線で行っていこうとするのみだ」と話しました。
また、予算の修正協議については、「(立憲の修正案は)自民党も丸呑みできるような修正案だ」とし、「与党の考えを示してもらえるのはいつになるのか、状況を見守りたい」と述べました。
(2)衆院総務委員会における税法の審議
地方税法に関係する法律案について、本日の衆院総務委員会で政府提出案と立憲の修正案の趣旨説明が行われると報告。地方税については、防衛費捻出の財源となるたばこ税引き上げ凍結と軽油引取税の暫定税率廃止が目玉だとし、「野党8会派政策協議会においても防衛増税反対、暫定税率廃止の方向性は大体そろっていると思う。審議状況によっては、税法の修正案が衆院総務委員会を通過する可能性も高いので、努力してまいりたい」と意気込みを語りました。
(3)高額療養費自己負担引上げ凍結法案
立憲民主党は昨日(19日)、「高額療養費自己負担引上げ凍結法案(健康保険法等の一部を改正する法律案)」を提出しました。重徳政調会長は、政府ががん患者等の当事者の意見を聞かずに高額療養費自己負担の引き上げを決めたことを踏まえ、「当事者の生活、治療の実態などを踏まえていないものになっている」と述べました。立憲が提出した新年度予算修正案では引き上げを凍結した際の予算額を200億円としていることから、「全体の予算修正規模の中で考えればそれほど大きな金額ではない。法案を通すとともに、予算修正も行っていきたい」としました。