立憲民主党は2月24日、2025年度党大会に先立ち、国会議員・総支部長・自治体議員等全代議員を対象にハラスメント研修会を行いました。党ハラスメント対策委員会委員長の金子恵美衆院議員が司会を務めました。講師には衆議院法制局に入局し、約20年にわたり法律案や修正案の作成に携わったあと弁護士として活躍する太田雅幸さんを迎えました。
冒頭であいさつに立った金子議員は「今まさにこの大切な時期においては、私たち全員がやはり初心に立ち返り、何が大切か、政治家としてしっかりと認識を深めていかなければいけない」と述べ、研修に熱心に取り組み、丁寧な政治活動をしていこうと呼びかけました。
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講師の太田さんは冒頭、「ハラスメントの疑惑を受けた政治家はほぼ例外なく失脚しているわけですが、失脚しないように勉強しましょうという趣旨ではない。ハラスメントによって職員や関係者が気持ちよく仕事ができなくなってしまう。すなわちパワハラはいろいろな弊害を起こすが、場合によっては行政の歪みまで生じさせてしまう」と述べ、そうした理解の深まりの重要性に言及しました。
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第一に「ハラスメント」、第二に「公選法による厳しい寄付禁止」、第三に「失言」に関して研修。「ハラスメント」に関しては(1)最近の報道事情(2)パワハラの諸相(3)追い詰められたパワハラ被害者のこころ(3)法律に組み込まれたパワーハラスメント(4)パワハラの弊害(5)パワハラ事象を惹起しないためのポイントなどを説明。「セクハラ」に関しては(1)政治の分野における男女共同参画の関係(2)セクハラの諸相(3)ソジハㇻ(4)ハラスメント防止のための勘違いの払拭・仲間間で指摘し合うことの重要性――等について詳細な説明がありました。