野田佳彦代表は2月28日、衆院予算委員会集中審議での質疑後に国会内で記者団からの取材に応じ「高額療養費制度」の見直し等について話しました。
立憲民主党が全面凍結を求めている医療費が高額になった患者の自己負担を抑える「高額療養費制度」の見直しについて、石破総理大臣は、衆院予算委員会で野田代表の質問に対し、今年8月からの引き上げは予定どおり行い、来年8月以降の制度のあり方は患者団体などの意見も聴いたうえで改めて検討し、今秋までに決定する方針を示しました。そのことについて受け止めを問われた野田代表は、「それだけでは不十分。8月からは自己負担の引き上げを行っていくことを所与としているので、それをきちっと凍結して、患者の皆さんと対話し続けて制度設計すべきではないかというのがわれわれの提案。先ほどの質疑の限りにおいて受け入れてもらえなかったのは残念だ」と話しました。野田代表は全面凍結に向けて「あらゆるところに働きかける」と述べ、「政府というより与党の方が理解している。最後まであきらない」と考えを示しました。
政治とカネの問題についての石破総理の姿勢や自民党の姿勢について、受け止めを問われると、「深い反省がない。いわゆる裏金問題等の不祥事について自浄作用を働かせることがなく、『国会に協力する』というのは他動的ではないか。なぜ自らやらないのかと改めて思った」と述べました。