福山哲郎幹事長記者会見

2021年3月23日(火)17時46分~18時14分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/mCxDjiGBehQ


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○第18回常任幹事会を開催

【幹事長】
 ご苦労さまでございます。
 18回目の常任幹事会をさせていただきました。
 代表のご挨拶は皆さんご案内のとおりでございます。
 私からは、1月末の大会で仮決算として承認をいただいたものが、決算が確定いたしましたのでご報告をして承認をいただきました。決算の期間は結党した9月15日から12月31日まででございまして、ご了解をいただきました。
 それから、「緊急事態宣言」の解除の決定を受けて、党として要請を各県連等にいたしましたので、そのことのご報告をしました。
 それから、3月20日の宮城県沖地震の情報連絡室の設置についての報告をさせていただきました。
 国対委員長からは、国会の情勢についてのご報告があったのですが、強く国対委員長が主張されたのは、産業競争力強化法(改正案)を初めとした法案の不備がまた出てまいりまして、日本の政府・官僚組織は一体どうなっているのかという強い問題意識を、国対委員長からの報告がありました。
 難波参議院国対委員長からは、参議院の予算委員会が佳境に入っているという状況の中で、政府に対して要求している資料が全く出てきていない、余りにも不誠実過ぎるということで、ぎりぎりまで資料の請求を求めていくというご報告がありました。
 政調会長からは、2回の政調審議会での議員立法それから閣法の審査の報告がございました。
 選対委員長からは、地方自治体議員選挙の結果、このペーパーにある結果の前に先般の千葉県知事選挙それから千葉市長選挙の報告も口頭でありました。
 組織委員長からは、小選挙区の暫定総支部、京都。それから行政区支部。それから自治体議員の入党10名、北海道・新潟・富山・京都でございますが、トータルで1192名の自治体議員の数ということになって、承認を受けました。
 企業・団体交流委員長からは、(新型)コロナの状況での(NPOに対する)アンケート等の集計をしているという報告がありました。
 協議事項に入りまして、選対委員長から、衆議院小選挙区の徳島2区・中野真由美さん、総支部長として決定をいたしましたので、これで204名になりました。それから、自治体議員選挙、福岡県議会補欠選挙・中村香月さん、新人ですが、推薦。首長選挙、愛知県名古屋市長選挙、河村市長に(対して擁立)ということで横井利明さん、これも推薦で決めさせていただきました。
 その後、その他の議論の中で、二つの補欠選挙並びに広島の再選挙について、党を挙げて、それぞれの国会議員・地方自治体議員も含めて必勝に向けてご協力のお願いをしたいということが平野選対委員長から確認をされ、出席の皆さんからも皆で頑張ろうというお話がありました。

○河井元法相公判 無罪主張撤回・議員辞職表明について

【幹事長】
 河井元法務大臣が本日、買収の事実を一部認められました。また、議員辞職を表明されました。余りにも時間がかかり過ぎる、遅い判断だったと言わざるを得ません。
 また、この間、河井案里議員はやはり逮捕・有罪(確定)・議員辞職ということになりました。元法務大臣と、そしてその妻である河井案里議員、それぞれが逮捕・議員辞職、そして買収を認めたという事実は非常に重たい。そして、このことを主導した自民党の責任は極めて重たいと考えます。
 お二人は国会で説明責任を果たしておりませんし、自民党は1億5000万円の問題、それから安倍前総理が秘書を派遣していたという問題、そして、どういう形で買収に党本部がかかわったのかについても全く明らかにしていません。菅総理は河井夫妻との関係が深いと言われています。このことについても責任を問うていかなければいけません。この二人は議員辞職も遅れた結果、歳費ももらい続けました。コロナの状況で国民が苦しむ中、本当に理解に苦しむ行動だったと思います。
 広島県民の皆さんの思いも含めて、このことについては強く国会でさらに追及していきたいと思いますし、自民党に猛省を促したいと考えます。


■質疑

○党外交について

【「フランス10」・及川記者】
 外交について2点伺いたい。マイケル・グリーンさんとウェブで会談されたということだが、言える範囲でどのようなことをお話しになったのかということと、もう一点が、やや残念だなと思うのが、例えば2009年の小沢一郎民主党代表のときはヒラリー・クリントン国務長官や、その前の年に大統領選挙にお出になったジョン・マケイン上院議員などと会談されたが、それに比べるとグリーンさんはやや格落ちという感じがする。立憲としてはバーニー・サンダースさんとも渡米したときに会談されたわけだが、党外交としてそういう人脈を今後も維持していくお考えがあるのか伺いたい。

【幹事長】
 ありがとうございます。ことしに入って、去年の秋からですが、代表と私は、亀井国際局長、それから篠原外交・安全保障・主権調査会長と、定期的にアメリカ側とZoomの会議をさせていただいています。先般マイケル・グリーン氏と会談をしましたし、先週はシーラ・スミス氏と会談をさせていただきました。その前も複数の対中国の専門家等々と会談をさせていただいております。今後も予定をさせていただいております。
 もちろんアメリカ政府側の方々とも会談をしたいとは思っておりますが、アメリカは結構プロトコールがきっちりしている状況で、我々政権を担わせていただいたのでアメリカの状況がどういうことかわかっているので、そこは政権が発足した直後、そしてましてや日米の首脳会談がまだ行われていない状況でそういったことを申し入れること自身が外交的には若干失礼に当たるということも理解した上で、我々としてはアメリカ側の状況について確認をしている、お互いに意見交換をしているというふうにご理解をいただければと思います。
 今ご紹介をいただいたように、枝野代表は2年前の秋にワシントンでバーニー・サンダース氏とも会談をさせていただいておりますし、そのときも当時は野党側でしたが民主党の議員や今要職にある方々とも会談を重ねていますので、我々としても今後もいろいろな方々と意見交換をしていきたいと考えておりますので、別に今だけの問題ではないと考えております。

○政府提出法案の誤記等について

【NHK・金澤記者】
 国対委員長の報告でもあった、法案のミスが相次いでいることの受けとめをお願いしたい。

【幹事長】
 これだけ法案の誤字・脱字・落丁がたび重なる、そして各省庁にまたがって発生していることについては、驚きと、あきれているというのが正直なところです。日本の官僚組織に一体何が起こっているのか。士気の低下は何をもってこんなに著しい状況になっているのか。政府、特に菅総理や内閣の責任は極めて重いと思います。
 若干余計なことを付言しますと、宮沢総理のときに非常に官僚の緊張感があって本当にぴりぴりしながらいい仕事をしていたということを若いころにお伺いしたことがあります。それは自民党の先輩議員からですが。
 要は、やはり政権の姿勢がそのまま官僚のいい仕事につながると思っておりまして、安倍昭恵夫人や菅総理のご子息も含めて、家族のために仕事をさせされているような状況が幾つも続けば、それは文書の改ざんや国会での虚偽答弁も含めて官僚の士気が下がることは容易に推察できるので、やはり官僚の皆さんがしっかりこの国のために、そしてこの国の国民の皆さんのために働いていけるような環境を私どもは早くつくっていきたいと考えています。

○新型コロナ 感染拡大防止のための対応について

【北海道新聞・田島記者】
 「緊急事態宣言」の解除に当たって、会食の考え方について伺いたい。自民党では大人数を避けて感染対策を徹底した上で小人数での会食は容認ということで所属の国会議員に通達を出しているが、立憲民主党としての考え方、所属国会議員に通達するような考えはあるか。

【幹事長】
 このペーパーにもありますように、その地域ごとの状況や都道府県が講じる感染防止対策等を踏まえて十分な感染防止に努めてくださいと、万全を期してくださいと申し上げているので、極めて常識的な対応をするべきだと思います。
 大人数の会食は、今の時期にすること自身は適切だとは当然思えないです。しかし、少人数、特に家族とかで会食をすることについては、今の状況でいえば、それは許される範囲だと考えています。多少大人数がふえたとしても、例えばこういう形のアクリル板があって、そして感染防止をしっかりした上では、多少の人数の例えば会合の意見交換とかについていえば一定許されると思いますが、そのメンバーで会食をしてお酒を飲んでというのはやはり避けるべきだと思います。
 私は一例を申し上げましたが、そのことを一個一個指示をするというより、そこはこの要請の中で基本的には感染防止対策に万全を期した状況の行動を党の皆さんにお願いしているということです。

○参院長野補選について(1)

【西日本新聞・川口記者】
 先日の長野補選の地元の政策協定の関連で伺いたい。連合が今週月曜日に、枝野代表から二度と繰り返すことはできないという言葉があったとして、推薦を改めて決定するとの談話を出した。連合は、党と党が、共産党と直接政策協定を結んだことや、エネルギー政策などの内容に強い不快感を示していたが、今後衆院選本選で政策協定を共産党と結ぶ場合に立憲民主党はもう中央でしか結ばないということなのか、それとも選挙区ごとに結ぶ可能性もまだあるのか、ある場合はどのような対策をとって二度と繰り返さないということを徹底するのか伺いたい。

【幹事長】
 二度と繰り返さないと代表が言葉で申し上げたというふうには、あの談話には書いていないはずですので、少し誤解をするような表現は控えていただければと思います。
 今回の問題については、長野県連のほうでいろいろな形の政策協定を市民グループやそれぞれの政党と結んだことについて、党本部は、私が何度もここで申し上げているように、党本部としては拘束されないと。一方で、歴史的にいえば、羽田雄一郎さんや杉尾さんも含めて、そして羽田さんは(旧)国民民主党さんだったわけですから、当時の連合長野さんも含めて対応してきたことを踏襲した結果が、今回については多少政策協定の中身で我々の政策と相いれないものが幾つかあったということだと思います。
 連合さんは中央で大変、羽田次郎さんの推薦をしっかりと皆でもう一度まとめていこうと、そしてこの選挙を勝とうと、一体で戦える態勢をつくっていただくために本当にご努力をいただいたと思っておりまして、連合会長や事務局長にも心から私は感謝と敬意を申し上げたいと思います。枝野代表もそのことの、お互いがお互いの思いを通じ合う中でコミュニケーションを深めてやりましょうということについて連合会長とも話し合いをさせていただきながら、きのう連合としては組織として推薦を再確認いただいたということだと思っておりまして、今の段階ではそれ以上でもそれ以下でもない。今後の先々の話について、今のところ、こういった連合さんに迷惑をかけるようなことは我々としてはしないように党としては対応していきたいと考えているということです。

【西日本新聞・川口記者】
 連合さんのリリースで、枝野代表の言葉として、二度と繰り返すことはできないという言葉が紹介してあったと記憶しているが。

【幹事長】
 ちょっと読んでいただくと、そこまでしゃべったというような表現ではないと思うので、ちょっと読んでいただければと思います。

【西日本新聞・川口記者】
 事実関係としては、枝野代表が神津会長と会談された、面会された際に、二度と繰り返すことはできないという言葉を言われた事実はあるのか。

【幹事長】
 そのことはお二人での会話なので、今ここで私が詳細を申し上げる必要はないと思います。

○河井元法相公判「他山の石」 二階事長発言について

【中国新聞・桑原記者】
 冒頭にもあった河井克行議員の辞職表明に関連して2問伺いたい。
 まず一つは、冒頭に枝野代表からも発言があったが、自民党の二階幹事長がこの件に関して「他山の石」という表現をした。改めて幹事長としてどのように受けとめているかお聞きしたいのが一点。
 もう一つは、自民党本部が河井夫妻側に1億5000万円を提供している。国会などの答弁で菅総裁は、二人の政党支部の報告書について、資料の返還後に党内でチェックするとは言っているが公表するとは言っていない。立憲民主党として今後使途の公表を求めていくお考えがあるかどうか伺いたい。

【幹事長】
 1点目は、「他山の石」という表現というのは、僕の理解は間違っているかもしれないのですが、他山の石を見て自分を省みようというような意味ではないかと思っていたのですが、自民党に言われると、ちょっと待ってくださいと。自民党は「他山」ではなくて「自山の石」ではないかと思いますので、ちょっと表現の仕方としては違うのではないかなと、ちょっと違和感を覚えました。
 使途の公表は、我々が求めるというより自民党が積極的にみずから説明責任を果たすべきだと考えます。

○参院長野補選について(2)

【信濃毎日新聞・実延記者】
 長野補選の件で一点。羽田次郎氏が2月に結んだ政策協定について、党本部としては長野県連からの報告が事前になかったといったような話があったかと思うが、一方、地元の長野の連合関係者からは、党本部から長野県連をガバナンス不足もあるのではないかと指摘する声もある。党本部としての、現在この政策協定をめぐる一連の経緯の中で、責任の所在、責任については現時点でいかがお考えか。

【幹事長】
 我々としては連合長野さんにも連合にもご迷惑をおかけしたと思っていますので、今回の対応について、党本部としていろいろ対応した結果として連合さんにも連合長野にもご理解をいただいたと考えております。

○デジタル改革関連法案について

【朝日新聞・吉川記者】
 デジタル関連法案について伺いたい。デジタル化が必要だという声がある一方で、個人情報保護の観点や地方自治の観点から問題も指摘されているが、この一連のデジタル関連法案についてのお考え、そして、今、審議中だが、今後どういった審議をしていきたいか伺いたい。

【幹事長】
 これは今おっしゃったとおりで、デジタル化が必要だということと個人情報(保護)というのは実は相いれない問題で、それをどのように調整をし、どのような仕組みにするかということが国会審議の中心ですので、今、政調を中心にご奮闘いただいていると思いますので、その行方を見守っていきたいと私自身は考えています。
 どちらに振れ過ぎてもDXの世界はなかなか構築できないので、各国の状況等も踏まえながら、日本の個人情報を大切にしなければいけないという、心配だという気持ちも、今の政府の状況から見れば非常によくわかりますし、LINEの事案等もありましたものですから、それは十分に個人情報の保護としては大事だと思いますが、一方でデジタル化の中でどういう形でそれを先ほど申し上げたように調整・整理をしていくかということがこの法案でいえば大きな肝の一つだと思いますので、国会審議を見守りながら、政府がどう考えているかについてもしっかり質していきたいと思います。

○参院長野補選について(3)

【フリーランス・堀田記者】
 長野のことで伺いたい。告示になったら党本部から誰かが応援に行って共産党と一緒に並ぶということはあり得るのか。長野において例えば福山幹事長とか枝野さんの応援というのはある予定か。

【幹事長】
 今のところ予定はありません。県連の対応や県連の要請を含めてまだ何もありませんので、今のところはありません。

【フリーランス・堀田記者】
 国民民主党はまだ態度を明らかにしていないが、国民民主党に呼びかける予定はあるか。

【幹事長】
 何をですか。

【フリーランス・堀田記者】
 推薦してくれと。

【幹事長】
 もう推薦は、今、決めていただいていると思います。

【フリーランス・堀田記者】
 いや、まだです。

【幹事長】
 決めていただいたものをどうするかという議論を国民民主党さんはされていると思いますので、もうお願いをし、推薦は一旦決めていただいております。
 この間もこの会見で申し上げましたが、(旧)国民民主党の公認で戦われた、今はうちの党でいらっしゃいましたが、羽田雄一郎さんのある意味残念なご逝去の後の選挙ですし、羽田次郎さんは弟さんでいらっしゃいますので、連合さんも、連合長野さんも今回のことはご理解をいただいたので、推薦していただいて応援すると言っていただいているので、国民主党さんにもぜひそこはご理解いただいて、推薦をいただいて一緒に戦っていただきたいと思っています。

【フリーランス・堀田記者】
 まだ、あしたの両院議員総会、それから玉木さんの会見、榛葉さんの会見までは決まらない。

【幹事長】
 それは僕はわからないですが。

【フリーランス・堀田記者】
 予断を許さないと思いますが。

【幹事長】
 わかりました。

○安定的な皇位継承に関する議論について

【共同通信・玉井記者】
 本日、皇位継承を議論する有識者会議の初会合が官邸で開かれているが、この件に対する受けとめと、有識者会議の中でどういった議論を望まれるかご意見を伺いたい。

【幹事長】
 ご案内のように、附帯決議の中で、法施行後速やかに検討し国会に報告することを求めました。上皇様の(天皇)ご退位から既に2年近く経過しておりまして、非常に時間がかかったなというのが正直なところです。
 2点目は、どういう形でこの検討をされるのかということについて、国民統合の象徴としての天皇、そしてそのご継承の問題なので、できれば事前に野党の党首等にも声をかけて意見を聞くような、国民の皆さんの問題なので、皇位の継承という問題については、そういったような幅の広さというか懐の深さを政府なり与党なりには示してほしかったなとは率直に思います。私は選定された委員の皆さんに今どうのこうの言うつもりは全くありませんが、真摯にご議論いただきたいとご期待申し上げます。

○暫定総支部の設立について

【京都新聞・国貞記者】
 きょう常幹でも報告のあった京都の衆院1区・2区・4区の暫定総支部設立だが、なぜこの今のタイミングで、泉府連会長が代表者になっているが、こういう形で設立されたのか。

【幹事長】
 もうそれは簡単で、新しい固まりになった立憲民主党の京都府連としての大会を3月28日にやりますので、その28日に向けて、自治体議員の入党もきょう4名決めていただきましたし、京都府全体として比例の選挙や党の活動をするに当たって、この1区・2区・4区の地域にいらっしゃる自治体議員とか党の幹事の皆さんもいるので、その方々がより活動しやすいように党の組織をつくらせていただいたということです。

【京都新聞・国貞記者】
 その三つの選挙区に関して、次期衆院選で候補者を立てる立てない、そのあたりは今回の決定とは。

【幹事長】
 全く関係ありません。