立憲民主党は6日、国会内で両院議員総会を開きました。総会では泉代表が新たに6人の執行役員人事を諮り、承認されました。泉代表は代表選で述べた執行役員を男女同数にするという公約を達成しました。進行は両院議員総会長の阿部知子衆院議員がつとめました。

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立憲民主党 役員一覧

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 泉代表は冒頭、今日から国会がスタートしたことに触れ、「私たちの後ろには本当に多くの困っている国民の皆さん、そしてもっとこの日本を良くしていきたい、そう願う多くの有権者の方々がついております。ぜひ、批判すべきところはしっかりと批判をし、正すべきところはしっかり正し、そしてわれわれの提案を世に伝えていく。ぜひ衆参力を合わせて頑張ってまいりたい」と力を込めました。続いて、次の執行役員人事の承認を求め、拍手で承認されました。

常任幹事会議長 牧山ひろえ 参院議員
参議院議員会長 水岡俊一 参院議員
組織委員長 吉川沙織 参院議員
企業・団体交流委員長 小宮山泰子 衆院議員
つながる本部長代行 田名部匡代 参院議員
ジェンダー平等推進本部長代行 岡本あき子 衆院議員

 就任した役員のコメントは以下の通りです。

■牧山ひろえ 常任幹事会議長

 皆さまの円滑なコミュニケーションを図り、どんどんいい政策を外に出していけるように頑張りたいと思います。 よろしくお願いいたします。

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■水岡俊一 参院議員会長

新執行部の中で、微力でありますけれども、力いっぱい頑張ってまいりたい。

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■吉川沙織 組織委員長

 2007年逆転の夏で、被選挙権を得たばかりの30歳で議席を預かって15年経ち、45歳になりました。議員としては中堅になったかもわかりませんが、まだまだ若輩です。これまでも多くの先輩方にご指導いただいて議員活動してまいりました。引き続き諸先輩方にお力を賜りながら重責ではございますが、努めてまいりますので引き続きのご指導どうぞよろしくお願い申し上げます。

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■小宮山泰子 企業・団体交流委員長

 これまでも各団体、いろいろな方々との話また要請を聞いてまいりました。この要請の中から私たちもしっかり熟慮をし、議論をし、そして、よりよい交流ができるように、皆さまのご協力もお願いします。

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■田名部匡代 つながる本部長代行

 しっかりと、全国のさまざまな仲間の皆さんとつながりを持って、絆を深めてそして支援していただける、そういう方々を増やしていきたいと思いますので、どうぞご指導よろしくお願いします。

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■岡本あき子 ジェンダー平等推進本部長代行

 ジェンダー平等推進ということで、もっとも立憲らしさを出せる分野だと思います。皆さまのお力をお借りしながら、(ジェンダー平等推進本部長である)徳永先生と一緒にしっかり頑張ってまいりたい。

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 続いて西村智奈美幹事長が壇上で発言しました。西村幹事長は執行役員が男女半数ずつになったことについて「泉代表が代表選挙で訴えてきた執行役員の半数を女性にする。逆に言うと、半数を男性にするというこの約束が、このような形で現実になったこと、本当に私も喜んでおります。また皆さんと力を合わせて、立憲民主党がもっともっと地域に浸透し、そして男性も女性もともに力を合わせてやっていけるんだと、そういう社会を目指していけることをこういう形で表すことができて本当に嬉しく思っております」と喜びました。岸田総理の所信表明演説についても触れ、「与党の側からの拍手もなければ盛り上がりもない。そんな所信表明だったのではないか。ただ、唯一評価できるところがあるとすれば、新自由主義のもとで、格差や貧困が拡大してきたということを岸田総理が認めたことだと思っております。しかし、そのための具体策がほとんど聞かれなかった。やっぱり成長が先というふうにおっしゃっていて、人への投資、分配策はどうも後回しになっているように思えてなりません。こういったことをしっかりとこの臨時国会で私たちが問いただしながら、本当に人々のためになる政治、これを実行していきたい」と臨時国会での意気込みを示しました。また、西村幹事長は残りの人事について代表と幹事長一任することを諮り、承認されました。

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 馬淵澄夫国会対策委員長は、今国会での取り組みについて「徹底審議、そして議論の充実、ファクト重視、この3点で皆さま方に全力で、この国会、泉新体制のもと、政府・与党に対して、国民の生活に寄り添った私たちの姿勢を示していきたい」と強調しました。

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 小川淳也政務調査会長は、「文通費の日割りや透明化の関連、そしてガソリン価格の高騰に伴いますトリガー条項の取り扱い、さらに子ども給付金に関して、もう少し地方の自由度を高めれば1000億円近い事務費用を削減できるのではないかといった論点。そして補正については、例えばマイナポイントの普及に2兆円もの現金を配ることの適否。さらに夏の段階で30兆円近い経済対策を立憲民主党としてまとめております。これと政府案との対比。このあたりの議論を先行して進めています」と報告。さらに調査会の設置や中長期のビジョン、参院選の公約など今後の課題について議員への協力を求めました。

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 水岡参院会長は、「参議院は今45名の仲間でございます。数という面から見るとまだまだ弱小でありますけれども、私たちの強みは、与党とは違って、衆議院と参議院が連携をして、力を合わせて戦っていることだというふうに信じております。そういった戦いをこれからしっかりと進めながら、来夏の参議院選挙に結び付けていきたい」などと述べました。

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