泉健太代表は4日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝後、同市で年頭会見を行いました。

 泉代表は冒頭、自身が寅年の歳男であることから、「虎は千里行って(往って)千里帰る(還る)」との言葉を引用し、「その行動力で全国各地、立憲民主党の政策を訴えて回り、また参院選挙の必勝に向けて努力をしていきたい」と抱負を語りました。

 国内でのオミクロン株の感染拡大で、沖縄・山口の米軍基地関係者が感染、在日米軍の入出国時の検査が疑問視されていることから、沖縄の玉城知事とも昨夜電話で話したことも受け、小川淳也政務調査会長に、改めて日米地位協定の見直しについて、党の主張・政策をまとめるよう指示したことを明らかにしました。

 17日から始まる通常国会については、疑惑・不祥事には野党としての監視機能をしっかりと発揮し、一方で岸田総理の掲げるコロナ対策や経済対策が本当に国民の生活の向上に資するかを議論。政策立案型政党として、常日頃から訴えている子育て環境の改善や、教育の無償化などについても論戦を展開し、政策の実現を図っていきたいと語りました。

 また、昨年の国会で積み残しになっていた課題として、文書交通費を挙げ、日割り化・国庫返納・使途公開の3点セットの実現を改めて強く訴えていくと語り、いわゆる「赤木ファイル」についての「請求の認諾」についても、政府の考え方を改めて問うていきたいと述べました。

 今夏の参院選については、現有議席を一つでも増やせるよう努力をしていくと語り、一人区は、国民民主党の玉木代表と協議をし「戦い方が一致していけるように努力をしてまいりたい」と述べ、複数区については、自公の改選過半数割れ、野党の改選過半数獲得をまずは目標としたいと語りました。