西村智奈美幹事長記者会見
2022年7月19日(火)16時54分~17時29分
発行/立憲民主党役員室
★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/sb90IyPdf84
■冒頭発言
■質疑
- 常任幹事会での議論について(1)
- 安倍元首相の国葬実施めぐる議論について(1)
- 未成年との飲酒疑惑 吉川議員の釈明について
- 安倍元首相の国葬実施めぐる議論について(2)
- 米軍基地に隣接する民家での銃弾発見について
- 参院選の結果と振り返りについて
- 常任幹事会での議論について(2)
- 政治活動に対する暴力について
■冒頭発言
○参議院選挙の結果を受けて
【幹事長】
お疲れさまでございます。
本日、常任幹事会を開会いたしましたのに合わせまして記者会見を、本当に久しぶりになりますが、行わせていただきます。
まず、最初に、参議院選挙期間中はメディアの皆様にもさまざまご協力をいただきました。誠にありがとうございます。改めて御礼申し上げます。
今回の参議院選挙の結果は、私どもにとっては議席減という大変厳しい結果であります。私としても力不足を痛感し、お詫びを申し上げます。
また、同時に、本当にこの厳しい状況の中でご奮闘くださった全国の候補者の皆さん、それからご支援くださった各地方組織あるいは自治体議員の皆さん、支援者の皆さんには、心から感謝をしております。誠にありがとうございます。
参議院選挙の結果は非常に我が党にとって厳しいものでありますので、早急に今回の選挙の総括を行って、次のステップをどう踏んでいくのか、踏み出すのか、進むのか、ということが重要であると考えております。
総括を進める一環として、先ほど冒頭、泉代表からの挨拶にもありましたが、先週末に泉代表は地元の京都に加えて奈良・兵庫にも足を運びました。そこで地元のご意見を伺ってきたところです。私も山梨に伺って意見交換を行わせていただきました。
先週の執行役員会で、この参議院選挙の総括を概ね1カ月で行うということを確認いたしました。これは常任幹事会の報告事項とも重なってまいりますので後でまた一括ご報告をしたいと思いますが、今後、丁寧に皆さんの声をお聞きしながら、速やかに総括の取りまとめを行っていきたいと考えております。
○第53回常任幹事会を開催
【幹事長】
そこで、きょうの常任幹事会のご報告に入ります。お手元の次第にありますような流れで進んでまいりました。
一つは、選挙総括について。概ね1カ月程度かけて行うということと合わせて、書いてありますような会議予定で進めていきたいと考えております。来週25日には拡大両院議員懇談会。26日に執行役員会がありますので、そこに合わせて全国幹事長・選挙対策責任者会議。そして、月替わって8月2日に常任幹事会がまたございます。3日に、ここでおそらくは国会が召集日になるかと思いますので、両院議員総会と懇談会を開催し、おおむね、この辺りはまだ日程調整中でございますが、10日には臨時の常任幹事会を開催して総括を取りまとめをしていきたいということでございます。
次に、きょうも全国的には線状降水帯が発生しているということでもありますので、先週の14日に大雨に関する情報連絡室を設置いたしました。これによって皆さんからご意見をいただくと。きょうは自治体議員フォーラムからの代表ということで宮城県の遊佐県会議員が来て出席してくださっているのですが、宮城県の状況などについても報告をいただいたところでございます。
次に、代表代行・広報本部長より報告。
国対委員長から報告。国会対応についてということで、あす国対委員長会談があり、ここで国会の日程が見えてくるのではないかという報告でございました。
参議院議員会長から、現状の報告、国会対応について。
政務調査会長からは、法案等の対応についてはございませんが、コロナ対策本部を開催して、7月の15日だったと思いますが、コロナ対策本部として厚生労働大臣宛に、ワクチン接種の対象拡大の前倒し、それから迅速化等を申し入れたという報告がございました。
選挙対策委員長からは、参議院選挙の結果。それから、自治体議員選挙の結果。首長選挙(の結果)。あるいは、統一自治体選挙、自治体選挙、中間選挙ですね、こういったものについての公認の報告がございました。
組織委員長、企業・団体交流委員長、つながる本部長代行、ジェンダー平等推進本部長代行、それぞれ党務に関わるところでの報告がございました。
協議・議決事項ですが、こちらのほうについては、規約に基づきまして、来年の統一自治体選挙における県議政令市議会議員選挙の公認候補者の公認が提案され、議決・県議されました。
常任幹事会の報告は以上でございます。
○新型コロナ オミクロン株BA.5の急拡大について
【幹事長】
先ほども政調会長の常任幹事会での発言のところでも触れましたが、新型コロナウイルスが、BA.5という新しい株、こちらのほうが大変深刻、心配な状況になっております。6月末から新型コロナの感染者が急増しておりまして、先週16日には11万人を超えたと。過去最高を記録しているということです。
そんな中で、重症者は比較的低水準にとどまっているわけですが、病床の利用率は徐々に高まっているということは懸念をされます。我が党として申入れを行ったということは先ほど申し上げたとおりでありますが、やはり医療にアクセスできないまま自宅で亡くなるという、この悲劇が二度と出ないように、早め早めの対応を政府には取っていただきたいと考えております。
また、岸田総理からは4回目のワクチン接種対象者に対象を広げて高齢者施設の従事者と医療従事者を加えるという表明がありましたが、実際にこの対象拡大については厚労省のワクチン分科会がまだ承認をしておりません。22日に分科会が開催される予定と聞いておりますが、この前倒しも必要だと考えているところです。
○ロシアによる衆議院議員の入国禁止措置について
【幹事長】
次に、ロシアによる衆議院議員の入国禁止措置について申し上げます。
先週15日にロシア外務省が、我が党の議員を含む衆議院議員384名の入国禁止を発表いたしました。これについては既に幹事長名でコメントを発表しておりますが、改めて強く抗議をいたします。現在のロシアが国際社会で置かれている状況を生み出している原因は、全てロシアにあります。一方的な言い分を認めることはできません。
ロシアに対しては、重ねて即時の停戦と撤退を強く求めるとともに、我が国がウクライナと共にあり、ウクライナの支援のために国際社会と連携していくということを改めて表明したいと思います。
■質疑
○常任幹事会での議論について(1)
【時事通信・木田記者】
本日の常任幹事会で、参議院選挙の結果をめぐる執行部の責任を問う声や、役員の刷新を求めるといった意見は出たか。また、出たとしたら、その内容を伺いたいのと、それに対して泉代表や西村幹事長がどう応じられたのか、お聞きしたい。
【幹事長】
ありがとうございます。
きょうの常任幹事会では、選挙総括について、私のほうからご報告と、日程について、執行役員会で確認いただいたスケジュールを常任幹事会で提案させていただきました。この議論の中で、いわゆる人心刷新というのかな、人心刷新を求める声がある一方で、今、執行部のその人心刷新は求めないという意見もありまして、こちらについてはさまざまな意見が出たところです。
私のほうからは、とにかくこの選挙総括を私の責任できっちりと厳しくやらせていただきたいということを申し上げまして、留保つきですが、この書かれているスケジュールのように総括を進めていくということを確認いただいたところです。
【時事通信・木田記者】
関連だが、泉代表のほうからご発言というのはあったのか。その件に関しては。
【幹事長】
発言はありました。発言はありましたが、大体私が今申し上げたようなことと同じであったというふうに思います。皆さんから出された意見については、自分としても当然というか厳しく受け止めており、また、どれ一つ取ってみても、それは違うというような感覚で受け止めたものはなく、総括をとにかくしっかりとやらせていただきたいという発言でありました。
【時事通信・木田記者】
関連して。人事の刷新に関しては、泉代表も含めた人事の刷新を求める声はあったか。また、刷新の時期について何か、例えば総括と同時にやるとか、そういった具体的な意見というのは出たか。
【幹事長】
そこは余りに微に入り細に入りの話になりますので、私のほうからは申し上げることはいたしません。
○安倍元首相の国葬実施めぐる議論について(1)
【時事通信・木田記者】
本日、自民党の茂木幹事長が記者会見で、安倍元総理大臣の国葬について一部の野党から批判が出ていることに関して、国民の皆さんから国葬にすることについていかがなものかという指摘があるとは認識していない、野党の主張は国民の声・認識とはかなりずれているんじゃないかと発言したが、この点について受け止めをお願いしたい。
【幹事長】
これは、私は閉会中審査なりの国会での議論が必ず必要だと思っております。
私自身は、政治家である以上はやはりどなたであれ国葬という形での弔い方というのは取るべきではない、慎重であるべきだと考えておりますが、そこはいろいろな考え方はあるでしょう。ある中で、しかし、安倍元総理については、つい最近まで総理大臣を務めておられ、なおかつ、岸田総理もその路線を継承するというふうに言っておられますので、ここは慎重の上にも慎重であるべきで、私自身は反対なのです。ただ、そういった声が私だけかというと、そうではないというふうに私自身は受け止めていまして、ぜひここは茂木幹事長も「聞く力」を発揮していただく必要があるのではないかと思っております。
とにかく、決まった経緯が余りにも短期間であると同時に、不透明であるということ。これまでのさまざまな歴代総理が亡くなられたときの弔いのあり方と比べても、多くの方が、それは少なくない方は納得される、それは評価されるかもしれませんが、そこはやはり国論を二分するような形にならないように、ここは丁寧な議論があってしかるべきだと私は思います。
○未成年との飲酒疑惑 吉川議員の釈明について
【テレビ朝日・森本記者】
先週、吉川赳議員がブログで釈明する文を公表したが、それに対して幹事長の受け止めと、立憲民主党としてはどんな対応を今後していくか伺いたい。
【幹事長】
この件は選挙前から問題になっていたことでした。選挙が終わった途端に釈明文が出てくるという、この経過についてもいささか腑に落ちないところはあります。私としては、立憲民主党としては、引き続き、ご本人から、目の前に人がいる状態できちんと説明をしていただく必要があるのではないかと思います。
【テレビ朝日・森本記者】
ほかからは、法改正など、そういう制度を見直すべきという声も出ているが、そういったことはまだ考えていないということか。
【幹事長】
法改正ですね。そこはよくよく検討して、穴がある、これは法律によって穴が塞げるということであれば、政調ともよく連携してやっていかなければいけないというふうには思います。
○安倍元首相の国葬実施めぐる議論について(2)
【新潟日報・山田記者】
安倍元総理の国葬について、関連で伺いたい。何かしら国会での議論が必要だ、閉会中審査も含めてということだが、具体的にどういったふうにその実現に向けて取り組まれていくというか進められていくお考えか。
【幹事長】
国会対策委員長と、そこはよく平仄を合わせていきたいと思いますが、やはり予算関係、予備費の支出とはいえ予算の動く話ですので、そこはやはり予算委員会を開会してもらうという形が必要だと私は思います。
○米軍基地に隣接する民家での銃弾発見について
【産経新聞・千葉記者】
今月7日に沖縄の金武町で、キャンプ・ハンセンに隣接する民家で銃弾が発見され、これが米軍の訓練の流れ弾かどうかということで地元で波紋が広がっているが、銃弾にはさびがついていて、窓の割れ方もちょっと不自然なことから、故意に入れられた可能性もあるのではないかということになっていて、参院選の結果にもこれが影響したのではないかというような見方もあるが、この事案についてご所見等あればお聞かせいただきたい。
【幹事長】
官房長官も会見で、米軍から安全策を取っていたという話は確認したという官房長官の記者会見があったということは承知しておりますし、また、報道があったということについては承知はしているのですが、すみません、ちょっと事実関係を詳細には把握しておりませんので、今、何かということでのコメントは控えたいと思っております。
○参院選の結果と振り返りについて
【「FACTA」・宮嶋記者】
ちょうど3カ月前の4月19日に、幹事長は常幹で1300万票が目標だと明言された。私はそのときに取材したが、なかなか1000万票も難しいだろうなと皆おっしゃっていた。しかし、野党第1党というブランドを守るために1300という目標を立てた。そのことの責任はやはり執行部が負うべきものであって、今いろいろ山梨に行ったとか選挙区を見ておられるようだが、比例票は、まさに総監督、皆さん含めて幹事長が責任を負うべきだと思う。この場で、3カ月前の1300万票とは一体何だったのか、取っている670万票とは何なのか、それから絶対負けてはいけない維新に実質的に負けてしまったということの責任を、それは党員やサポーターにちゃんと説明しないで、負けに不思議な負けはないと言うが、その目測の甘さ、リーダーシップのなさ、それについて、まず自ら1300万票と670万票の差について幹事長にご説明いただきたい。
【幹事長】
我々参議院選挙に入る前に、比例票の1300万という目標を掲げました。それは昨年総選挙のおよそ1150万、これを一つの基準として、そこからさらに上乗せをしていこうという意味での目標数値でありました。しかし、結果は、本当に全国の仲間の皆さんから大奮闘していただいたのですが、党本部、私の力不足で、到底それには及ばないという数字を出すということになってしまいました。このことについては、力不足であったと心からお詫びを申し上げます。
【フリーランス・小山記者】
選挙、お疲れさまでした。皆さん声をからしていらっしゃると思うが。総括前だが、幹事長の感触、私見という感じで結構なので、ぜひお聞きしたい。
今回、時報に立憲民主党のキャンペーンを載せるなど新たなメディア利用の工夫が見られて面白かったと思う。私見だが、執行部の地方行脚をチェックすると、そのほかのレジェンドたちの動きまでは押さえていなかったが、比例候補への応援演説があまり見られなかったように思う。これが実質どうだったのか、もしくはなぜなのかということを伺いたい。これは代表選か何かでお伺いしたかと思うが、どなただったか、地方メディアに候補を露出できるように頑張る、そのために元民主党の大物などを使っていくというお話があったが、地方メディアへの露出ということでは実現できたのか伺いたい。
二つ目は、大阪の特命で菅直人さんが行かれた。議席は逃したが、やはり世論喚起という意味で、立憲民主党という第1党が動くことに大きな意味があると思う。これに関して手応えを菅直人さんは感じてお帰りになったか。
最後だが、こんなことを言っていいのかわからないが、比例票の落ち込みの一因として、新興政党の参政党の影響がもしかして強いのかなと私は思った。彼らの演説を聞いていると、攻撃の対象、まだ言論の自由が十分にある人たちなので結構好きなことを言うが、野党第1党にサイレントマジョリティーの人々が何を不満に思っていたのか、今まで野党にどう戦ってもらいたくて、もう一つ言ってくれないなということで新しい政党に期待をかけるような人たちがいたとしたら、それはどうなのかというのをぜひ分析していただくと何かのヒントになるのではないかと思う。
【幹事長】
ありがとうございます。ちょっと全てお答えできるかどうかわかりませんが。
比例候補の応援については、大体どこもそうなのですが、要請をいただいたところに基本的に党本部から伺うというような形でありますので、比例候補だから応援していなかったという意味ではございません。
地方メディアへの露出について、これは地方に伺った際にできる限りそういう形でお願いはするのですが、どうしても時間の都合などでうまくいかないことがあったということは反省材料です。
菅さんからは、大阪の特命担当という形で随分入っていただきました。これも今回の選挙の中でどういった役割を果たしていただけたのかということも含めて、よく分析をしたいと思っております。
選挙総括の中で、ほかの政党の影響などについても、まさにここのところは選挙総括になじむかどうかは、私はちょっと難しいと思っています。ほかの政党がどうあれ、やはり立憲民主党は立憲民主党としての戦いをやり切る、方針を立ててそれをやり切るということが重要だと私は思っていますので。他党がどうあれですね。ただ、戦術的にはいろいろと改善しなければいけないことはあるというのは、これは私自身も痛感しております。
【フリーランス・小山記者】
ごもっともなのだが、意味がよく伝わっていなかったと思うので補足します。どことは言わないがという感じで、参政党の演説で一番攻撃されていたのは立憲民主党だと私には聞こえた。今まで国民が何を不満足に、もどかしく思っていたのかというのは、一つ大きなヒントになると思うので、その辺りを分析していただければと思っています。
【幹事長】
ありがとうございます。
○常任幹事会での議論について(2)
【日本経済新聞・大澤記者】
幹事会の中で、人心刷新、人心一新ですかね、お話があったと。幹事会の中での話で言うと今後厳しく総括をということだと思うが、そもそもそういった意見が出たことについての幹事長の受け止めを改めて伺いたい。
【幹事長】
常任幹事会の中では、本当にさまざまな意見が出されました。私はそれはある種当然のことだと思っていて、それは人心刷新なのか一新なのかあれですが、そういったご意見がある一方で、執行部の責任を問う声はないというようなご意見もありましたし、本当にいろいろなご意見ありましたので、そればかりということではないのです。ですので、いろいろなご意見が出るのは本当に当然のことだし、そこは執行部としてしっかりと受け止めなければいけない。戦略面というか戦術面といいますか、そういう意味でいろいろなご意見もありましたので、それも、どれもこれも本当に当然のことだというふうには思っております。
【日本経済新聞・大澤記者】
加えてもう一点。泉代表は続投されるお考えをこれまで示されていて、それに対しても支持する声と、そうではない声も聞こえてくるが、幹事長はそこについては支持されるということでよろしいか。
【幹事長】
私は執行部の一員でございます。代表から任命されて、この任に就いておりますので、それについてはコメントできません。
【毎日新聞・古川記者】
今の質問に関連して。人心刷新の件は、例えば具体的にどういったことが理由で、例えば選挙区・比例どちらの負けが理由になっているのかということと、こういった人心刷新の声は多数の方から寄せられたのかどうかを含めて伺いたい。
【幹事長】
ちょっとすみません、いろいろなご意見があったという中で、何か皆さんのご関心は何か人心を一新するのかどうかというところに極めて集中しているようでありますが、先ほどの質問に関しては、やはり微細に入ってくる話ですので、そこは申し訳ありませんが控えさせてください。
一新すべきというご意見は、発言した方は何人かいらっしゃいましたが、その他の方々はほとんど発言はなさいませんでした。それも申し上げておきたいと思います。
【フジテレビ・阿部記者】
小川淳也政調会長が先週ツイートで、私としてはこれを現執行部最後の仕事として真摯に取り組みたいと、選挙総括についておっしゃっていた。ほかにも番組で、責任の取り方は幾つかオプションがあると、辞任をほのめかすようなご発言があったが、きょうの常任幹事会で政調会長の進退についてご本人から言及はあったか。
【幹事長】
先日の執行役員会と同じような内容だったかな。本日もご発言はいただきました。
【フジテレビ・阿部記者】
先週と同じ内容ということか。
【幹事長】
すみません、ちょっと私も、メモですので、十分かどうかはちょっとわからないので、先週と同じかどうかということについては、今、確認が取れないです。
政治活動に対する暴力について
【「FACTA」・宮嶋記者】
安倍総理ばかり注目されているが、ちょっと振り返ると、辻元さん、それから福山さんには、非常に危険な状況というのがあった。テロというか。今の世の中の情勢、世相みたいなことを思うと、これから国葬問題でも機微に触れる問題がいろいろ出てくると思うが、そういう警備とか警護については立憲民主党はどんなふうにお考えになっているのか伺いたい。
【幹事長】
やはり政治活動は、本来、身の安全が確保された中で行われるのが、これはもう何と言っても必要だということで、私たちとしても状況を見ながら警備については対応を取ってまいったところでございます。
【「FACTA」・宮嶋記者】
そういうのはきょうの常幹では何も出なかったか。気をつけようとか。
【幹事長】
気をつけようということと、やはり警備からついていただくということになると、政府、警察との話合いもこれまた必要になってまいりますので、そこは我々としては必要な対応は取ってきたつもりでございます。