立憲民主党は13日、国会内で常任幹事会(第64回)を開きました。
あいさつに立った泉健太代表は、「この臨時国会、衆議院、参議院そして全国の自治体議員の皆さんも含めて一緒になって闘っていただきました」と冒頭で謝意を示し、立憲民主党・日本維新の会が国会内で合意した8項目について政策を一つひとつ実現してきたと報告。「その成果をぜひ皆さんには全国で伝えていただきたい」と常任幹事会メンバーに求めました。
また、党としてすばらしい税制改正要望を取りまとめたと報告し、「今、最低賃金がどんどん上がるなか、時給で働いている皆さんの働く時間がどうしても短くなってしまう現象が全国で起きているなか、この税制改正要望の中では、控除額の引き上げを提案している」とふれました。また、奨学金の返還に追われる若年層を支えるため、奨学金制度の拡充を前提としつつ、貸与型奨学金の返還額について所得控除の対象とすることなどを提案していることも取り上げました。
政府・与党内で「防衛費をめぐって大混乱となっている」とも語り、「およそ政権の体を成していない。混乱の極み」だとも指摘し、国会での議論を経ずに岸田総理が突如として防衛費の総額を言い、そして増税を言い出したことを問題視。さらに防衛費増額の財源として復興財源を上乗せさせることを検討している点について「おかしいという声を上げていかねばならない」と述べ、国会閉会以後だが強く訴えていく考えを示しました。
2.報告・承認事項
<幹事長>
岡田克也幹事長は(1)地方自治体議員の旧統一教会との接点調査(2)ハラスメント案件の神奈川県連における対応結果――等について報告しました。
<国会対策委員長>
安住淳国会対策委員長は臨時国会69日間の取り組みについて謝意を示し、「衆参の国会議員が総力をあげて存在感を示すことができたと思う」と振り返るとともに、「通常会ではさらにパワーアップした国会対策をやっていきたいと思う」と述べました。
<政務調査会長>
長妻昭政調会長は『次の内閣』閣議(第11回、第12回)審査事項について報告しました。
<選挙対策委員長>
大串博志選挙対策委員長は書面をもって(1) 自治体選挙における結果報告(2) 統一地方選における一般市区町村の候補者の公認・推薦(3)統一地方選における一般市区町村の候補者の公認取消――等について報告しました。
○自治体選挙における結果報告
20221213第64回常任幹事会 自治体選挙における結果報告.pdf
○統一地方選における一般市区町村の候補者の公認・推薦について
候補一覧 2023統一地方自治体選挙【一般市区町村】20221213■第64回常幹.pdf
○ 統一地方選における一般市区町村の候補者の公認取消について
<組織委員長>
熊谷裕人組織副委員長は、衆議院小選挙区暫定総支部の設立について報告しました。
20221213第64回常任幹事会_組織委員会報告.pdf
3.協議・議決事項
<選挙対策委員長>
大串選対委員長は(1)「10増10減」に伴う新選挙区への移行および総支部長の選任(2)第50回衆議院選挙に向けた公認内定(3)2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦――等について提示し、協議・議決しました。
○「10増10減」に伴う新選挙区への移行および総支部長の選任について
20221213第64回常幹 10増10減.pdf
○第50回衆議院選挙に向けた公認内定について
20221213第64回常任幹事会 協議・議決事項.pdf
○2023年統一地方自治体選挙における候補者の公認・推薦について
候補一覧 2023統一地方自治体選挙【道府県】20221213■第64回常幹.pdf
候補一覧 2023統一地方自治体選挙【政令市】20221213■第64回常幹.pdf