立憲民主党大阪府連は1月28日、党員や協力党員、立憲パートナーズをはじめ日頃からご協力くださっている方々との交流企画として「立憲大阪 新春オンラインフェス 〜国と地域の連携でより良い暮らしを〜」を開催しました。

 冒頭、大阪府連代表の森山浩行衆院議員が「1月23日から6月21日までの150日間の通常国会が始まった。岸田政権は、防衛費倍増のための増税を言い出している。岸田さんは総理大臣就任の際には、教育予算の倍増を言っていたがそれも実現していない。物価もあがり、生活が苦しくなっている。本当にそれでいいのか、限りある財源を何に、どのように使うのかをしっかりと議論していく。また、大阪ではカジノによる経済発展を目指す意向が示されているが、カジノでは儲けがないことが明らかになりつつある。大阪府知事、大阪市長、堺市と政党公認の首長がおり、その所属議員が議会の過半数を占めているのが現状。多様な声を行政に生かすためにも、その独裁体制に対峙するスタンスを保っていく。大阪では第5党と苦しい状況でこれまでやってきたが、まっとうな政治を改めて作っていくために、大阪での春の戦いに向けて精一杯活動を展開していく」とあいさつしました。

 大阪府連代表代行で、つながる本部本部長代行の辻󠄀元清美参院議員は、「先日は全国のパートナーズの皆さんとの意見交換を実施した。『りっけん女性塾』というジェンダー平等推進本部の活動や、若い方々とのつながりを深めるための『つながる塾』という企画も進めている。パートナーズの皆さんとつながっていろいろなことにチャレンジしていきたい。また、再生可能エネルギーの普及に向けた地域での講座の開催や、憲法や立憲主義について考える憲法講座の開催を積極的に進めている。パートナーズの皆さんたちとの活動の輪を広げ、それこそが立憲民主党の行う政治の主流であるということを示していきたい。お互いに協力し合うことで、選挙や政策実現において、なくてはならない存在であるパートナーになるよう、一緒に頑張っていきたい。大阪では徹底的に維新政治とたたかう。春の統一地方選挙では、立憲民主党の候補予定者全員の当選を目指して活動する」とあいさつ。

 つながる大阪本部長の稲葉通宣茨木市議は、「今春の統一地方選挙では24名の候補者を擁立している。その中で新人が7名、1年生議員が9名であり厳しい選挙となる。ぜひ2月からでも活動に参加して力を貸していただきたい。これから、街頭活動やポスティング、SNSでの発信などの応援活動を企画して参加を呼びかけていきたい。つながって一緒に活動していきましょう」とあいさつしました。

 その後、統一地方自治体議員選挙の予定候補者の紹介として、候補予定者が意気込みを語り、「自治体議員として仕事をするということは、地域住民の皆さんや、そこで働く方々の抱える課題に一緒に向き合い、解決に結びつけること。住民に密着した厳しい現場。コロナ禍で顕著だったが、制度のはざまでこぼれ落ちてしまい支援を受けられない人がいる。そんな人たちに手を伸ばして、アウトリーチしていくということが行政の役割だ。また、教育や福祉、環境などの課題解決に取り組む市民と連携し、その声を政治につなぐ。自己責任を推し進めるのではなく、政治責任として受け止めて安心して暮らせる社会を実現したい。」などの発言がありました。

 そして、1月13日に発表しました、これからの大阪のビジョンとして「もっと良い大阪。~持続可能な大阪へ~」と題した大阪版マニフェストの内容について、ののうえ愛大阪府連政調会長代理が解説。(1)持続可能な成長戦略(2)コロナをはじめとした感染症対策(3)カジノではない持続可能な夢洲の有効活用(4)いのちと暮らしを守る防災(5)未来を担う教育 (6)出産から育児まで支える子育て政策(7)格差・貧困対策―― の7本柱を打ち出し、カジノや万博のような一か八かのギャンブルのような街づくりではなく、地に足のついた本当の成長戦略と、南海トラフ地震や不意の大雪など、想定外の災害に対する防災施策、そして子育てや教育など時間をかけて未来に投資することを支援する仕組み作りなど、現在から将来までを見据えた地方自治の実現に向けて活動する決意を述べました。

 次に、大阪で誕生した大阪立憲学生チームと、現在活動中の立憲パートナーズ大阪の有志のメンバーが活動報告をしました。

 学生チームは「さまざまな政党や組織に関わる中で学生チームの存在を知り、立憲民主党がその点につい手薄であると感じた。そこを補強し、ボトムアップの政治を実現するためにチームを立ち上げた。京都で学習会や政策提言、街頭行動を行ううちに参加者が増え、大阪でも学生チームを立ち上げることになった。そしてさらに、他の地域でも立ち上げ準備に入っていおり、輪が広がりつつある。これから統一地方自治体選挙に向けた活動を計画する。学生チームを経験した若者が、議員や政党に関わるようになり、政治の場に声を届ける流れをつくっていきたい」、立憲パートナーズ大阪有志は「地域の議員や総支部とともに地道な活動を続けてきた。まずは目の前の統一地方選挙に向けて尽力したい。市民のために行動する議員の姿を見ると、本当に応援して良かったと思える。ともに行動することで見えることがある。それを糧にこれからも活動をつづけていく。LINEグループを作るなどして、つながるための工夫を行なっている。学習会の開催や、ミーティングなどの企画を通じて参画者を増やしていきたい。政党とパートナーズが一体となって活動することがとても大切」などとそれぞれ発表しました。

 最後に、稲葉茨木市議が「活発な議論ができ、つながりが深まった。活動に関する発信を増やしていくので、ぜひ参加していただきたい」と発言。森山浩行衆院議員は「皆さんの声を議会に届けるために、ひとつでも多くの議席を確保できるよう、みんなで一丸となって活動に取り組んでいきたい」と訴え、締めくくりました。