通常国会では、クリーンウッド法改正案、漁港漁場整備法及び水産業協同組合法改正案等4法案が農水委員会に付託され、慎重審議を行い賛成といたしましたが、附帯決議を付すなど今後も各法律に関連する課題を注視することとしました。
農林水産部門に設置されている農・林・水の各分野の「新食料・農業・農村基本法検討ワーキングチーム」「森林・林業政策ワーキングチーム」「水産政策ワーキングチーム」においては、新たな政策について議論し、それぞれ中間とりまとめを行いました。特に、農政の憲法と言われている「食料・農業・農村基本法」の見直しを政府が進めていることから、私たちの「新食料・農業・農村基本法検討ワーキングチーム」においても、これまでの、基本法の下での農業政策の検証を行うと共に、食料安全保障の強化や農業の持続可能な成長についても丁寧な議論を重ね、政府に対して、食料安全保障に資する直接支払い制度の構築、農村機能の維持、みどり・環境の観点という3つの論点を含めた提言書も提出しました。今後、新基本法に向けて議論をさらに深めてまいります。また、飼料肥料等生産資材高騰対策、高病原性インフルエンザ対策等についても政府に対して緊急申し入れを行いました。
引き続き、わが国の農林水産業を支える政策を大きく前進させてまいります。