中川正春衆院議員は3月5日、駐日欧州連合(EU)代表部が主催した国際女性デーイベント2024「EUと日本の経験から考える~平等かつインクルーシブな女性の政治参画に向けて」にパネリストとして、出席しました。
この会議は、公益財団法人ジョイセフと国連広報センターが協力し、EUと日本の女性の政治参画に取り組む専門家、議員や駐日大使が集まり、女性の平等な政治参画に向けて日本とEUが果たすべき役割について議論するものです。
パネル・ディスカッションは2部制で、中川議員は第1セッションの「多様な代表を確保するためのクォータ制」に参加しました。
冒頭、中川議員は政治分野における女性の参画と活躍を推進する議員連盟会長として、これまで超党派で議員立法を進めてきた経緯を紹介し、「今の日本の状況は、30年前のヨーロッパ議会の女性の政治参画の状況だ。ヨーロッパの議員と意見交換して教えられるのは、もっと男性ががんばらなきゃいけないということ。女性の政治参画は、女性の活躍だけではなくて、クオリティオブライフを次のステージに上げていくことだという認識を国会や有権者に持ってもらうよう訴えていきたい」と今後の意気込みを語りました。
セッションではアントワーヌ・エヴラー駐日ベルギー大使、女性政治指導者グローバル・フォーラム(WIP)の創設者シルバナ・コッホ=メーリン元欧州議会副議長、秋月弘子亜細亜大学教授(国連女性差別撤廃条約委員会副委員長)、三浦まり上智大学教授、ビリャナ・コテフスカ 法の支配のためのEUプロジェクト男女共同参画専門家(北マケドニア)が各自の主張を訴え、「クォータ制は、女性の政治参画者数にどのように貢献するのか?」「クォータ制は政治のあり方をどのように変え、多様性を確保するのか?」などについて、協議しました。