国民運動局は3月14日、巣鴨の地蔵通商店街入口で街頭演説会を開催し、自民党の裏金問題、賃上げ等を取り上げ、立憲民主党が掲げる「人へ 未来へ まっとうな政治へ」の転換を訴えました。

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 森本真治国民運動局長は、「立憲民主党は人を大事にする、一人ひとりに光が当たっていく政治をしっかりと行っていきたい」、未来への責任を果たすという意味で、「まだ投票権がない子どもたちの代弁者に、私たち大人がならなければならない」と話しました。
 また、同日行われた自民党の裏金問題に関する参院政治倫理審査会の質疑を取り上げ、「政治活動の収支を明らかにすることは議員として当然の義務であり、公開をしなければいけない。自民党には何年にもわたってこの義務を果たしてこなかった人たちがいる。当然これは違法行為、脱法行為であり、しっかりと責任をとってもらわなければいけない」と述べました。また、2019年の参議院選挙の広島選挙区で大規模買収事件が起きたにもかかわらず、岸田総理が実態を解明せず、うやむやにしてきたことを振り返り、「自民党政権では金権政治が改善されることはない。今の自民党に、まっとうな政治を行っていく力が残っていないことが浮き彫りになっている。私たちの手で日本の政治を立て直し、まっとうな政治を実現していきたい」と訴えました。

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 森屋隆国民運動局副局長は、参院政倫審での質疑について、「結果的に、3名の議員の方々は知らぬ存ぜぬだけだった。ご本人が弁明する場を用意したにもかかわらず、何も答えないということが起きている。これが国民の皆さんの不信感を招いている根源」だと述べ、政治とカネの問題が予算審議にも影を落としていると指摘しました。
 人口減少・高齢化が進む中での「移動」の課題を取り上げ、「皆さんが自由に移動できる政策を打ち出していかなければならない」と話しました。2種免許を取得していない運転手にも営業を認めることが想定されるライドシェアの導入について、「儲かればいいじゃないかという観点で進めるのであれば、私たちは反対。命を運ぶわけだから、安全と安心が担保されなければいけない。皆さんからご意見を聞かせてもらい検討していきたい。安全なバスや鉄道、あるいは路面電車、タクシーを皆の力で守っていきたい」と訴えました。

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 村田享子国民運動局副局長は、春闘で過去30年で最大級の賃上げとなっている企業があり、株価が急騰している反面、「自分のところは本当に賃金が上がるだろうかと思われている方もいる。年金がぜんぜん増えない。実質的に暮らしが苦しくなっているも多い。電気代や燃料代が高くなっている中で、お客様に値上げをお願いしていいのだろうかと悩みながら私たちの暮らしを支えて下さる方も多いと思う」と国民生活の実態について語りました。こうした中で、政府が防衛費や子ども・子育て支援のために国民に負担を求め、その一方で自民党議員が何億円もの裏金を懐に入れる、「国民は増税、自民は脱税」の状況が起きていると指摘しました。
 そして、「立憲民主党の参議院議員の半分は女性。若い世代の議員も活躍をしている。働く現場のことを知っている議員もたくさんいる。これこそが多様性だと思う。立憲民主党は、若い方も、年配の方、学生も、女性も、障がいをもっていらっしゃる方も、いろいろな皆さんが幸せになる社会をつくっていきたい」と党への支援を呼びかけました。

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 地元東京10区の鈴木庸介衆院議員は、過去30年間に自民党に渡った金は単純計算で2000億円を下らないとし、その見返りとして派遣法改正、技能実習生制度の導入、名ばかり留学生30万人の受け入れ等の極端な低賃金政策、あるいは円安政策といった企業に有利な政策がとられてきたと話しました。

 裏金問題が発覚したことを受けて議論されている政治改革について、「岸田総理から今はゼロ回答で、企業献金も団体献金も、政治資金パーティもこのまま続けたいということ。こんなに問題を起こしているのに全く反省をしていない」と指摘し、「裏金とか、派閥とか、そういう小さい話ではない。政治に来る訳の分からないお金の流れを止めることができれば、30年続いた極端な低賃金政策も終わり、極端な円安政策も終わる。皆さんの生活は良くなっていく。だから立憲民主党にやらせてください」と力強く訴えました。

 街頭演説会にはさくま一生豊島区議、宮崎けい子豊島区議、西﨑風香豊島区議、山口薫新宿区議会議員が参加しました。

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