野田佳彦代表は10月4日、代表就任後、初となる定例会見を国会内で開き、(1)立憲民主党の公約、(2)自民党裏金議員の公認(3)首相の経済対策指示――などについて発言しました。

(1)立憲民主党の公約

 野田代表は、次期衆院選に向けた公約の内容に言及し、「政権交代であなたのくらしを豊かに」すると述べ、「7つの約束」を掲げると表明。来週7日に、詳細を発表すると明らかにしました。

(2)自民党裏金議員の公認

 石破総理総裁が、裏金議員を次期衆院選で原則公認(比例代表との重複立候補も容認)する方針と報じられたことについては、公認しない可能性を示唆していた自民党総裁選中の発言とは「全然違う」と強調。また、所信表明演説においても「ルールを守るとか、地域を守るとか、何とかを守る」を羅列しているが、「まずは約束を守れというところから申し上げたい」と厳しく指摘しました。

(3)首相の経済対策指示

 石破総理が同4日の閣議で、経済対策の策定を指示したことについては、「選挙前のバラマキになる可能性がある」と指摘。総理の発言のブレによりマーケットが混乱しないよう、政府と日銀で「方向感を確認」し、「ブレない発信をしなければいけない」と述べました。その上で、立憲民主党が提案しているように、政府と日銀の共同声明(アコード)を見直しし、「みんなが確認」できるようにすべきとの認識を示しました。