10月15、16日の両日、ハイヤー、タクシー、観光バス、自動車教習所で働く仲間で組織している労働組合の全国組織である「全国自動車交通労働組合連合会(全自交労連)」の「第82回定期全国大会」が神戸市内で開催され、立憲民主党を代表して、タクシー政策議員連盟の事務局長でもある森屋隆参議議員があいさつしました。

 森屋議員は、石破新総理の下での急な解散総選挙により、党の幹部が大会に参加できなかったことを陳謝し、さらに「党としても十分な体制が整っていない中、いち早く推薦を出していただくなど、その準備段階からも尽力をいただいた」と日頃からの全自交労連の支援に敬意と感謝を表明しました。

 また、この選挙では特に「自民党の政治と金の問題」を争点の1つに挙げ、「政治不信払しょくのために、そのキーマンなどには一度退席いただけなければならない」と述べるとともに、過度の規制緩和で疲弊した交通産業と、アベノミクスによって生まれた格差の拡大と、労働者の困難な状況に対しても言及し、今回の選挙がその是正を目指すものであると強調しました。タクシー業界に影響を与えるライドシェア問題にも触れ、「これを終わらせるためには、衆院選挙では政権交代を目指して自公政権を過半数割れに追い込み、来年7月の参院選挙勝利につなげていく」と訴えました。

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 全自交労連の溝上泰央(みぞがみ・やすお)中央執行委員長はあいさつで「2012年の衆院解散がなければ『タクシー事業法』が成立しており、現在の実効性の乏しいこのタクシー特措法のもとでの今の苦労はなかったかもしれない」と述べ、「ライドシェアという大きな問題が降りかかってきているこのタイミングで、立憲民主党の野田佳彦代表が誕生したことに運命的なものを感じた。もう一度野田内閣を誕生させ、その下でリベンジしていただきたい」と強調。その旨を野田代表本人にも伝えたと話しました。