東京・新宿駅西口において12日、市民団体によるキャンペーン「菅政権の学術会議人事介入は市民への攻撃だ!」が開催されました。野党各党の代表者があいさつし、立憲民主党からは辻元清美副代表が党を代表してマイクを握りました。
辻元議員は、冬に近づき、新型コロナウイルスの感染者が増えていることに触れ、「経済とコロナ感染防止策をどうしていくかは、命にかかわること。学者や専門家の皆さんには、政府がやろうとしていることを厳しくチェックし、政府の行き過ぎに歯止めをかける役割を果たしてもらいたい」と発言。
また、「日本学術会議の問題は、単に学者数名が排除された話ではない。学者や学問を、政府の都合のいいことしか言わない機関にしてしまうと、例えば政府が戦争に突っ込んでいくときも、みんな口を閉ざして、協力しかしない」と警鐘を鳴らしました。
さらに、「総理主催の『桜を見る会』では、政治資金規正法や公職選挙法違反のことを、安倍総理が押し通してきた。これを許していたら、社会そのものが壊れていく。菅総理も、政府が介入しないと定められている学術会議の人事に、法律を冒して介入しようとしている。そこには必ず意図がある。法治国家を守るために、市民と野党が一緒になって、国会で追及していきたい」と結びました。
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