泉健太代表は12月2日、同日告示された茨城県議会議員選挙(同月11日投票)の応援のため茨城県入り。3カ所で各候補の必勝を期し応援演説を行いました。泉代表は、阿見町で落合つよし公認候補、筑西市でしだらえみこ公認候補、水戸市で玉造順一公認候補とともに訴えました(訪問順)。今回の県議選で立憲民主党は3人の公認候補の他、つくば市でうののぶこ推薦候補者を擁立しています。
泉代表は、各地の演説で国会での補正予算案の審議や旧統一教会に代表される悪質献金被害を救済する法案などを取り上げ、政府与党との政策の違いを示すとともに、県内各地の課題を解決するために、それぞれの候補への支援を訴えました。
■落合つよし公認候補・新人(美浦村・阿見町選挙区)
落合候補は、父が小学生の時に他界し母子家庭で育ったが、母と妹に障がいがあり、今でいうヤングケアラーだと話し、高校ではアルバイトで得たお金をすべて生活費に充てていたと語りました。中学生の時は修学旅行の積立金を取り崩し生活していたため、学年で一人だけ修学旅行に行けず学校で留守番をしていたと話しました。
そうした経験から、どんな困難に遭っても誰もが夢を持って自分らしく生きることができ、みんなが平等に生きることができる社会を、阿見町、美浦村から一緒に作っていきたいと訴えました。
■しだらえみこ公認候補・現3(筑西市選挙区)
しだら候補は、これまでの県内女性議員は合計で15人、しだら候補自身は13番目の議員であり、3期以上継続しているのはたった4人だと語り、「まだまだジェンダーバランスがとれていない」と指摘しました。
これまでの人生の中でのさまざまな出会いと別れを振り返り、「地域のみなさんが私に届けてくださる声を一つでも二つでも形にできた時、みなさんが笑顔で喜んでくださった時が大きな支えとなり、今回4期目への挑戦を決意することができた」と語りました。
■玉造順一公認候補・現1(水戸市・城里町選挙区)
玉造候補は、始めに県議会議員1期目のこの4年間を支えていただいたみなさんに感謝を表しました。そして、コロナ禍で病床削減を進める病院に国の補助金を出すという地域の声を反映することのない地域医療構想を批判。医療現場の声を聞き、こうした政策を改めるため自民党多数の県議会で戦ってきたと語り、2期目に挑戦する今回も、地域で安心できる医療体制を公約に掲げており、「住民の意識とかけ離れた自民党政治を一緒に変えていこう」と訴えました。
そして、「あの県議会の議場で、市民の常識が通じ、反映される県議会を作っていきたい」と力強く訴え、聴衆に支援を求めました。
泉代表は、筑西市で記者団の取材に応じ、今回の選挙に際し県内でどう存在感を示していくかと聞かれ、「今を生きる世代のさまざまな多様な声を反映させることが必要」「立憲民主党の候補者たちは、地域のさまざまな声なき声を集めて県議会の中で反映させられる」「多様性、あるいは持続可能性を重視する議員たちを一人でも増やしたい」と語りました。
阿見町での街頭演説には、高木連合茨城事務局長、梶岡博樹茨城県連副代表、筑西市での出陣式には、内山連合茨城会長、福島伸享衆院議員、藤岡隆雄衆院議員、水戸駅での街頭演説には福島衆院議員なども駆けつけマイクを握りました。