岡田克也幹事長記者会見

2023年8月1日(火)15時43分~16時16分
発行/立憲民主党役員室

★会見の模様を以下のURLで配信しています。
https://youtu.be/TV5CVk2y_1c


■冒頭発言

■質疑


■冒頭発言

○第82回常任幹事会を開催

【幹事長】
 私からは、まず、常任幹事会の報告です。
 代表挨拶は聞いていただいたとおりですが、私のほうから何点か報告をし、承認をいただきました。
 一つは、「子ども予算強化キャンペーン」の実施ということで、各県連や、あるいは議員、自治体議員も含めて、きょう付で代表名で協力依頼をするということであります。我が党にとって子ども政策というのは非常に重要な位置づけを持っております。それを具体的に、より具体化していくためにキャンペーンを行うということで、各地域における取組について県連や地方議員の皆さんにお願いしますとともに、代表を初め全国行脚をしていくということを考えております。国民運動局でその全体の段取りをしていきたいと考えているところであります。いろいろな現場に足を運んで、代表を中心に幹部が足を運んで、現場の声を聞きながら、こちらの考え方もしっかり伝えていきたいと考えているところであります。代表に地方に行っていただくということになりますので、また皆様のご協力もお願いしたいと思います。
 それから、国民運動局の役員の追加というのがありました。女性の役員を追加したところであります。
 それから、拉致(問題)対策本部の本部長が現在空席になっておりますので、渡辺周さんに本部長就任ということでご承認をいただきました。
 あとは、党本部の事務局の部長や事務責任者ということで、今回人事を行わせていただきました。資料はお手元にお配りしてあると思いますが、この事務責任者というのが各部局の担当というか責任者になるわけですが、今まで女性2人、それを3人に増やしたということであります。この部長クラス、事務責任者クラスを今回決めたということで、その後の個々の人事もなるべく急いで人事委員会で議論しながら決めていきたいと思っているところであります。柱は、やはり女性の登用。それから、特別な知識・経験を要するセクションもありますので、例えば人事とか法務とか財務とか、そういうところで少し中堅・若手を育てていくということも非常に重要だと思っておりますので、そういった視点で人事を行っていきたいと考えております。
 それから、新しい衆議院の候補者(公認内定)が2名決まったということで、三重県第1区の福森さん、熊本県第1区の出口さん、県庁所在地で2人が追加されたということであります。
 以上が常任幹事会の報告です。

○仙台市議選の結果について

【幹事長】
 それ以外に、私から簡単に幾つか申し上げたいと思います。
 まず、昨日行われた仙台の市議選であります。激戦ということになりました。
 維新も各選挙区に1名立てられまして、5人当選したということで、一定の勢いを示したというふうには思います。ただ、トップ当選の方もあれば最下位というのもあって、各選挙区1人ということですから、非常に大きな勢いがあったというわけではないと思っております。
 我が党のほうは、残念ながら1議席減らしたということであります。ただ、前回4年前と比べると、社民党あるいは(旧)国民民主党の人たちも加わっての初めての選挙ということで、その中で、残念ながら43票差あるいは28票差で次点に泣いた2人がおられたということですので、踏ん張ったという言い方はできるのではないかと思っております。
 これから、東北シリーズと言いますか、岩手の知事選・県議選、宮城の県議選、福島県議選と続いてまいりますので、しっかり気を引き締めて頑張っていきたいと思っております。

○大阪・関西万博 予算超過の懸念について

【幹事長】
 それから、最近、関西の万博の話がよく出るわけですが、私は1月に安住国対委員長と共に現場を訪れて、大阪府、それから協会の幹部の皆さんから、いろいろ説明を受けました。そのときに私が申し上げたことは、予算は従来予算の枠でやられるのですねというふうに聞いたところ、それでやりますという明言をいただいたので、私はそれ以上申し上げなかったわけであります。それがことしの1月であります。
 それから半年たって、果たしてそれで収まるのかという議論が出てきています。それは収めてもらわなければ困るわけであります。国民の税金であり、あるいは府民の税金ということになります。しっかりと既存の予算の中で予算を収めて、国民の負担が新たに生じることが絶対にないように、協会も、国も、そして府も、責任を持って進めていただきたいと申し上げておきたいと思います。

○党職員募集について

【幹事長】
 最後に、今、党本部職員の新たな募集を行っております。
 前回1人採用したわけですが、今回募集をかけたところ、中途採用と、来年4月の採用、新卒採用ということで募集をかけているわけですが、中途採用には200人、新卒採用に59人の応募が現時点でありました。
 中途採用の応募締切りは15日、採用決定は9月中にはというふうに思っております。
 新卒採用者の応募締切りは31日、採用決定は11月上旬と考えております。
 多くの方が応募していただいたなというふうに思っております。これから私自身も含めて面接その他を進めてまいりますが、いい人材をしっかり採って、我が党の職員(構成)もかなりいびつな、逆ピラミッドみたいになっていますので、20代・30代の人をしっかり、いい人を補強しながら頑張っていきたいと思っております。


■質疑

○「子ども予算強化キャンペーン」について(1)

【共同通信・恩田記者】
 冒頭に関して2件伺いたい。先ほど「子ども予算強化キャンペーン」ということで発表があったが、キャラバン二つとキャンペーン一つということで全国行脚を強化されていると思うが、首相も全国行脚をしており、各党活発化している。この夏の活動の狙いと、次期衆院選に向けた位置づけを伺いたい。

【幹事長】
 衆議院選挙がいつあるかわからないという状況の中で、しっかり活動しなければいけないというふうには思っています。
 ただ、今回のことは、我が党の政策をしっかり国民に伝える、そういう機会でもあると思いますので、最も重要な政策を代表中心に訴えていただくということであります。
 私のほうは選挙を中心に候補者を回るということで、役割分担をしながらしっかり進めていきたいと思っています。

○大阪・関西万博について

【共同通信・恩田記者】
 もう一点。万博について冒頭言及があったと思うが、今回、建設業界からも間に合わないという声が出ているが、これまでの経緯を見ていて、幹事長として今こういう事態になっている原因についてどうお考えか。

【幹事長】
 詳細は承知していませんが、当然責任は、責任を負うべき3者にあると。国と府と協会ということになります。
 ただ、大阪府は、これは大阪府で行われる、そして大阪府が元々これをやるということで政府と交渉されて事実上スタートしたということもあると思いますので、しっかり責任を感じながら、間に合うように、そして予算の範囲内で収まるように進めてもらいたいと思います。

○自民党女性局の海外視察について

【テレビ東京・川崎記者】
 自民党の女性局の問題について伺いたい。自民党の女性局がフランスに視察に行き、ネットを中心に批判が上がっている。きょう小渕優子組織運動本部長が松川るい女性局長に注意をしたということだが、こちらに関する所感をお願いしたい。

【幹事長】
 私も詳細は承知していませんが、あの写真を見ると、何をしに行ったのか、国民から見て疑問を持たれても仕方がないような、そういうものもあると思います。そういった誤解を招くことのないように十分注意して行かれるべきだったのではないかと思います。

○木原副長官に関する一部報道について

【毎日新聞・中村記者】
 きょう国対のほうで木原副長官の週刊誌報道に関するヒアリングが行われた。木原副長官は一連の報道があってから公に説明しておらず、ヒアリングにも出席しなかったが、ヒアリングでは公務に支障を来しているのではないかというような観点も出されていた。現在の状況について、木原副長官の今の状況に対して、幹事長のお考えを教えていただきたい。

【幹事長】
 私、ちょっとヒアリングの中身については承知しておりませんので、そのことは申し上げられることはないのです。
 ただ、これだけ、週刊誌報道ではありますが、何度も取り上げられているということで、私は関係者がよく説明する必要があると思います。

○マイナカード問題について

【フリーランス・宮崎記者】
 マイナ保険証の件が1件と、選挙の件1件を伺いたい。まず、マイナ保険証に関して、総理が来週8月8日くらいにも、紙の保険証廃止の延期に関して何か発言をするのではないかといった、中間報告に合わせてという話がある。こちらのほう、もしやるならば法律改正も必要といった形になるそうだが、これに関する所見と、臨時国会冒頭解散がないのかなということも感じるが、秋に向けていかがお考えか。

【幹事長】
 マイナ保険証と解散を絡めて聞かれているわけですか。

【フリーランス・宮崎記者】
 あくまでも伺いたかったのは、紙の健康保険証を延期する場合は法律改正が必要になると政調会長もおっしゃっていて、どうも技術的にそうだということだが、秋の臨時国会でその改正法案を審議する必要があるのかなというふうに、ちょっと先の先で考えていたものだが、来週8月8日にもある中間報告に合わせた総理の判断といったことに関して、期待はされるか。

【幹事長】
 紙の保険証を来年秋に廃止するということは拙速に過ぎるというのが私たちの主張です。ですから、それは早く改める必要があると思います。
 ただ、そのときに、これは法律を通してまでやった話なのですね、通常国会で。我々はもっと慎重にというふうに指摘しましたが、それを無視して進めたわけです。そのことについてもしっかり説明する必要がある。国民の混乱というか困惑というものをどう考えてきたのかと。そういったものを横に置いて、とにかくやってしまえというような、そういった姿勢について、しっかり反省してもらいたいと思います。
 ただ、反省するのは実は与党だけではありません。この法律は維新も国民も賛成して成立した法律です。
 先ほど仙台市議選の話をしましたが、維新は議席を5議席得たわけですが、最近の内閣支持率の低下を見ていますと、この保険証の問題がかなり効いているのかなというふうに思います。それで内閣支持率が落ちているということですが、維新の支持率はむしろ上がったりしている。伝わっていないのだと思いますね、国民に。(与党と)一緒になって紙の保険証を廃止しようとしているということが伝わっていないということだと思います。
 ですから、政府や与党2党だけではなく、それに賛成した各党もしっかりと反省してもらいたいと思っています。

○「子ども予算強化キャンペーン」について(2)

【フリーランス・宮崎記者】
 「子ども予算強化キャンペーン」に関して伺いたい。かつて2008年頃にガソリン値下げ隊というのがあり、国対と国民運動局が両方絡んで、国会で徹底的に議論をしながら、のぼりを持って全国キャラバンをやるといった形で、非常に功を奏して次の年の選挙で大勝につながったかと思う。今回この「子ども予算強化キャンペーン」ということをされるといった形で、国民運動局といったものに含めて、さらに地方自治体議員の人たちに全部入ってもらうという形でやるのは、おそらく前身政党も含めて初めてではないかと思う。というのは、15年前くらいの頃は全く無所属の自治体議員フォーラムといったところの組織の中に入っている人たちもいたはずで、今のほうが立憲民主党公認の県会議員や市区議会議員は人数が増えているので、ちょっとすみません、自分で言っていてまとまらないのはわかっているが、その地方議員の人たちが、この子ども予算を増やそうという、おそらく今批判する人がいないというふうな中で、なかなか代表に直接会う機会も少ないという不満を持っている区議会議員の人なども結構いるかと思うが、今回この相乗効果というのは、選挙なのか、あるいは、泉代表のリーダーシップを、より求心力を高めたいのか。どういったことを今期待して、またロジをしていこうとお考えか。

【幹事長】
 お話が長くて、何を答えていいのか、ちょっとわからないのですが、我が党が従来から取り組んできた子ども政策が重要だということをしっかり伝える重要な機会だと思っております。
 いろいろ言われた、地方議員の皆さんとの関係とか、そういうものは、それは結果論であって、実はあしたも地方議員の皆さん、女性議員も含めて、集まっていただいて会合を持ちますが、コミュニケーションは決して悪いわけではないと思っています。

○次期衆院総選挙に向けた取組について

【フリーランス・宮崎記者】
 最後に一点だが、いろいろと次の選挙に向けて新人や元職の人がどんどん見ているが、顔ぶれを見ていると以前以上に多士済々だなといった感じがする。ただ、一つ気づいたのだが、現役霞が関キャリア官僚で今回新人として挑もうとする人は、きょう現在はまだ立憲民主党公認ではいないようだ。自民党のほうは東京の新区割りのところではどんどん官僚の人も手を挙げているが、立憲民主党のほうはどうか。キャリア官僚が手を挙げるといったことは今後ありそうか。

【幹事長】
 そういう人がいないわけではないですが、現在のところ公認はされておりません。

【フリーランス・宮崎記者】
 では、応募はあるのですね。

【幹事長】
 それは人物本位です。

○国民民主党代表選について

【朝日新聞・楢崎記者】
 来月の国民民主党の代表選について伺いたい。現職の玉木代表のほか、前原代表代行が立候補し、一騎打ちとなる公算だが、幹事長はどのようにこの代表選をご覧になっているか。

【幹事長】
 やはり最も問われるべきは党の路線だと思います。それを前原さんのほうは取り上げようとしていると思います。中身がいいかどうかは別にして、やはり今までの玉木さんのやってこられた、与党も野党もというような考え方とか、あるいは、立憲に対する距離の取り方とか、そういうことも含めて、一体何を目指していくのかと。我々はやはり、野党が大きな固まりをつくって今の与党に対抗していく、政権交代可能な政治というのを目指していると思っているのですが、そういう考え方に、玉木さん、前原さんはどう考えているのかということが明らかになるとすれば、それはそれで価値のあることだと思います。
 党の行く末を決めることですので、他党のことをあまり言うつもりはありませんが、大幹部が次々と離脱している、岸本さんが二階さんと組んで和歌山県知事になり、大塚さんは、どういう枠組みかは我々も承知していませんが、名古屋市長選に出るということを早々と言われているという中で、やはり国民民主党のこれからが問われる選挙になると思っています。非常に注目しています。

【朝日新聞・楢崎記者】
 今の幹事長の発言とかぶるが、2人とも非共産を掲げる一方で、幹事長おっしゃったように前原さんは非共産で維新を含めた野党で大きな固まりというのを主張されている。この代表選が今後の野党の枠組みにどう影響するか、どう見ているか伺いたい。

【幹事長】
 それは結果によっても変わると思いますし、あるいは、代表選挙で議論する中で、また違う考え方といいますか、それを融合するような考え方になるかもしれませんので、私がそれを先取りしていろいろ言うことは避けたいと思います。
 ただ、私はやはり、特に考え方の近い政党が大きな固まりをつくって、今の与党に対抗できる、政権交代可能な政治を目指しておりますので、そういう方向性により近い考え方が出てくれば、いろいろな意味で協力ができるなというふうに思っています。

○仙台市議選の結果について

【河北新報・吉田記者】
 冒頭にもご発言あった仙台市議選についてお尋ねしたい。先ほどおっしゃっていたが、維新が5議席を獲得したということで、一定の勢いをというようなお話もあったが、全国政党化を掲げている維新が東北でもこのような結果を残したということで、今後どう伸びていくのか、どのようにご覧になっているのか、もう少し詳しく教えていただきたい。

【幹事長】
 それを私が何か予想めいたことを言うつもりはありませんが、ただ、先ほど言いましたように、維新の目指していることがきちっと有権者の皆さんに理解されているのか、あるいは報道されているのかということは指摘しておきたいと思います。
 今回の国会でも、先ほどの紙の保険証を来年秋に廃止するということは維新も含めて決めたことです。そのほかにも、防衛費をGDP比2%にするということも維新は強く主張しているわけで、もちろん(防衛)増税は反対と言っていますが、防衛費を増やすことは賛成ということですね。原発についても、政府に賛成しているということです。
 そういった具体的な中身を有権者が理解した上で維新に投票しておられるのか。それとも、その以前の段階で、手前の段階で、例えば身を切る改革っていいなとか。私は実態がよくわからないのですが、身を切る改革の。そういうことで雰囲気で投票されているのかということは、これから時間がたてば示されてくるというか、有権者の皆さんが判断することになっていくと思っています。

○日銀 長期金利変動幅の運用柔軟化について

【時事通信・御船記者】
 日銀の長期金利上限の事実上の引上げなどをめぐる動きについて伺いたい。それに関して、自民党の世耕参院幹事長が、緩和から離脱を始めるメッセージが出始めた、植田総裁に目を光らせないといけない、緩和を改めれば日本経済を一気に冷やすなど、警戒感を示した発言を先日の講演でした。この一連の日銀の決定と、世耕さんの発言、あわせて見解を伺いたい。

【幹事長】
 日銀総裁もかなり注意深く言っておられると思います。幅を持たせて言っておられる。私も初めて聞いたときに、一体どこに目標があるのかなというか、非常にわかりにくいなと思いました。わかりにくくしながら、少しずつ柔軟性の余地を広げているということだと思います。そして、その方向は、私は必要だと。それは緩和するということではなく、やはり選択の余地を広げるということは大事だと思っております。
 異次元の金融緩和のいろいろな意味での悪影響ということが出てきておりますので、それを放置するのではなく解決する方向に、ただし、手順を踏みながら時間をかけながら行っていくと、そういうことだと私は理解しております。

【時事通信・御船記者】
 世耕さんの発言に関しては、何か受け止めは。

【幹事長】
 どういう趣旨でおっしゃっているのか、よくわかりませんので、特にコメントはありません。
 ただ、日銀に関して言うと、10年前の議事録が明らかになりました。やはり2年くらい、特に第1・第2の矢は2年くらいの短期で日銀と政府がそれぞれやると。それで時間を稼いで、その間に第3の矢で構造改革をしていくというのが、当時のやはり基本的な考え方だったと思います。ただ、第3の矢のほうは事実上機能せずに、結局、日銀が全て責任を負う形になってしまって、今日に至っていると。
 改めて見てみれば、国債の発行は、どんどん財政規律が失われて、国債の発行が増え、それを日銀が抱え込んで、リスクも抱え込んでいる。日本の生産性といいますか、競争力はこの間落ち続けるということが、私はアベノミクスの残念ながら評価だと思います。構造改革って、では、具体的に何をしたのかなというと、新しい構造改革特区の仕組みをつくりましたが、それで思い浮かぶのは加計学園くらいで、それが構造改革かというと愕然とするのですが、そういったことが、今、課題として残っている、出てきているということだと思います。

○党組織・職員人事について

【フリーランス・小山記者】
 遅れて参ったので、もし聞き逃していたら申し訳ないが、党本部の人事と国民運動局について伺いたい。国民運動局のほうは前回よりも人数がたくさん増えているということで、これを増やされた理由とか、その国民運動局というのを設置した経緯に、神奈川県の水野素子さんが勝ったが、その前にトップで一応選出されていた方と宣伝カーをどうするというので、ちょっと中谷一馬さんのエリアでトラブルがあったと思うが、そういったものの反省に立って急いで幹事長がこの国民運動局とかをつくられ、それで選挙の応援をうまく回すようにしたのかなと思ったが、ちょっとその関連を教えていただきたい。

【幹事長】
 メンバーを増やしたのは、ご説明したのですが、これは参議院の先生方を中心に人選しているのですが、女性の人選が遅れてしまったので、そこの部分を追加したということです。
 ちょっと神奈川県の状況は私は承知しておりませんが、今まで国民運動局的な役割というのは、ジェンダー(平等推進)本部であったり、つながる本部であったり、そういうところがやってきたのですが、やはりそのものずばり街宣車も動かしながら全国を回って運動していくという、そういうセクションがあったほうがいいなと考え、もう一度再整理したということです。

【フリーランス・小山記者】
 事務責任者についての紙をいただいたが、今回の采配について、岡田幹事長のほうで特に工夫された点があれば教えていただきたい。素人の私から見ても、例えば政務調査会は女性の部長もいるんだなと思うし、国際局の担当に関田報道部長が兼任されているのも何か意味があるのかなとか思ったりするが、何か特に考慮された点があれば。

【幹事長】
 これも既に申し上げたところなのですが、やはり女性をもっと登用して、しっかり役割を果たしてもらいたいということで、2名から3名に増えただけと言われればそのとおりですが、事務責任者の女性の数を増やしたということと、これから個々の人事に入っていきますが、そこも同じような視点で臨みたいと思っております。
 それから、専門性を必要とするセクションについて、特定の人に委ねてしまうと、その方が退職したりすると、例えば定年で、その後を受け継げないということにもなりかねないので、財務とか法務とか人材とか、そういったかなり蓄積を必要とするところについては、次の世代を担ってもらえるような人材をこれから充てていきたいと。これは一般の職員の人事になりますが、そういうふうに考えているところです。

【フリーランス・小山記者】
 法規局というのが、そういう意味で新設されたということか。

【幹事長】
 法規局は総務局の中にあったのですが、独立してしっかり対応したほうがいいというふうに考えました。

【フリーランス・小山記者】
 事務局長の豊原さんという方は、前からずっとこの方なのか。

【幹事長】
 そうです。