立憲民主党は、滋賀県大津市の保護司が今年5月自宅で殺害されるという衝撃的で深刻な事件が発生したことを踏まえ、6月28日「保護司の安全確保などを求める要請」を中野英幸法務大臣政務官に申し入れました。

 保護司は、社会奉仕の精神をもって、罪を犯した者や非行のある少年の改善更生を支え、現在約5万人近くの方が全国で活動されています。法務省は 6 月、全国の保護観察所に対して、保護司と対象者とのトラブルがないか安全面の総点検の実施を求める通知を出しましたが、事件の真相究明とともに、保護司の不安解消や安全確保の徹底が喫緊の課題となっています。

 申し入れ内容は、(1)複数の保護司で面接を実施、面接場所として各地の更生保護サポートセンターや公民館などを活用するなど、現行法制度でも可能な対応策について、積極的に展開すること(2)安全確保策などトータルな制度の見直しを行うことで、対策に万全を期すこと(3)政府は、当事者や支援者などの関係団体からの丁寧な意見聴取や幅広い連携などを通じて、充実した対応を実施すること――などの3項目にわたる要請です。

 米山、吉田両議員からの要請に対し、中野政務官は「重く受け止めたい」と応じ、保護司のなり手不足への対応や安全確保策の充実に向けて、立憲民主党の協力を求めました。

 申し入れには、米山隆一衆議院議員、吉田はるみ衆議院議員が参加しました。

 申入24.6.28保護司安全策.pdf

米山隆一 吉田はるみ