同等、同一という意味のフランス語。2000年、フランスにおいて、選挙の際に候補者の男女の割合を半々にすることを定めた「パリテ法」と呼ばれる法律が制定されたことから、男女同数・男女平等を表す意味で、この言葉が広がっています。

2018年に制定された法律。日本版「パリテ法」とも。衆議院、参議院及び地方議会の選挙において、男女の候補者の数ができる限り均等となることを目指すことなどを基本原則とし、国・地方公共団体の責務や、政党等が自主的に取り組むよう努めることなどを定めています。

世界経済フォーラムが公表する、各国における男女格差を測る指数。「経済」「政治」「教育」「健康」の４つの分野から作成され、2021年の日本の順位は、156か国中120位。先進国の中で最低レベル、アジア諸国の中で韓国や中国、ASEAN諸国より低い結果です。中でも「政治」の順位は156か国中147位となっています。

社会的・構造的な差別によって不利益を受けている者に対して、一定の範囲で特別の機会を提供することなどにより、実質的な機会均等の実現を目指して行う暫定的な措置です。

ポジティブ・アクションのひとつで、性別等を基準に一定の人数や比率を割り当てる手法。性別を基準とするものはジェンダー・クオータといいますが、単にクオータ制と表記される場合もあります。

男性の１人当たり報酬に対する女性の１人当たり報酬の比率。日本の数値は、徐々に上昇していますが、2015年時点で6割を下回っています。G7平均の82％と比較すると、20%以上低い水準となっています。

性別に関わらず、平等に責任や権利や機会を分かちあい、あらゆる物事を一緒に決めていくこと。

無意識の思い込み。性別によるものでは、具体的には「女性には女性らしい感性があるものだ」「共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ」「育児期間中の女性は重要な仕事を担当すべきでない」「男性は結婚して家庭をもって一人前だ」などがあります。

現在は、男女が結婚するときは、全ての夫婦は必ず同じ氏を名乗らなければならないことになっています。選択的夫婦別氏制度とは、このような夫婦は同じ氏を名乗るという現在の制度に加えて、希望する夫婦が結婚後にそれぞれの結婚前の氏を名乗ることも認めるというものです。もちろん、選択的な制度ですから、全ての夫婦が別々の氏を名乗らなければならないわけではありません。これまでどおり夫婦が同じ氏を名乗りたい場合には同じ氏を名乗ることもできますし、夫婦が別々の氏を名乗ることを希望した場合には別々の氏を名乗ることもできるようにしようという制度です。