泉健太代表は9月30日、定例の記者会見を国会内で行いました。

 冒頭、台風15号で被災された静岡県の皆さんにお見舞いを申し上げました。また、党静岡県連合においても対策本部を設置し、住民の生活を支援するとともに、激甚災害の早期指定や土砂の河川流入に対する機能の回復などの現地からの声を、政府に要望すると表明しました。

 ようやく召集される臨時国会では、「経済、子ども、統一教会問題」を最重要の論点にしていくと表明。5カ月連続で消費者物価指数が2%超となるなど「生活氷河期」だとして、昨日29日の「次の内閣」(NC)で経済対策の策定を指示したことも表明しました。さらに、10月から多くの品目が値上がりし、党が反対していた後期高齢者医療制度での窓口負担が2割負担になることや児童手当の特例給付に所得制限が導入されることに言及し、政府の施策は物価高などに「逆行している」と批判しました。

 また昨年、政府が実施しようとした子育て世帯へのクーポン券による給付を方針転換させたことも踏まえ、立憲民主党の経済対策では「所得制限なしで子育て世帯への10万円給付を盛り込む」と表明。日本維新の会との6項目の合意も踏まえ、「経済対策についても、できる限り協議をし、緊張感ある国会をつくっていきたい」と述べました。

 さらに、旧統一教会問題についても「各党に協力を求めていきたい」と述べました。また、記者団から細田博之衆院議長の旧統一教会に関する文書について問われた泉代表は、「自民党が細田議長を(点検)対象から外してきたこと、これが問題」「突如として、マスコミに紙を出したのは、誰のための説明なのかよくわからず、一方的な説明に終始している」と述べました。

 元自衛官の五ノ井里奈さんへの性暴力に防衛省が昨日29日、謝罪したことについて、立憲民主党として8月10日人に本人からヒアリングしたことも踏まえ、「泣き寝入りをせざるを得ない状況にさせてはいけない。こうしたことが繰り返されてはならない」と述べました。

 18歳の女性に飲酒をすすめたとして自民党を離党した吉川赳衆院議員については、「あらためて議員辞職を求める」と述べました。