岡田克也幹事長は10月20日沖縄県を訪問し、那覇市長選挙(10月23日投開票)に立憲民主党推薦候補として立候補している、新人のオナガ雄治(おなが・たけはる)候補の応援演説を行いました。また、PFAS(有機フッ素化合物)汚染現場の視察、党沖縄県連役員、連合沖縄との意見交換も行いました。

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 オナガ候補の応援演説で岡田幹事長は、「私が民主党政権時に党の幹事長だった時、『一括交付金制度』を作ったが、それを狭めてきたのが自民党政権だ。沖縄県のことは沖縄県で決める。玉城知事とオナガ市長がコンビでこの那覇市を作っていくためにも大事な選挙だ」と訴え、オナガ候補への投票を呼びかけました。

 オナガ候補は、「子育て日本一の那覇にする。これを大きなテーマとして今回の選挙戦で訴えている」と開口一番強調。その上で、「大人が前を向いているかが、子どもたちにとって、この街に住み、成長し、年を重ねるということに対しての大きな指針になる。子どもたちは大人のことをよく見ている。子どもたちに本当の意味での夢と希望を与えられる那覇市を、皆さんと一緒に作らせてほしい」と述べ、玉城デニー知事とともに、那覇市政を進めさせてほしいと訴えました。

 玉城沖縄県知事は、「私たち沖縄県が目指す、平和で誇りある豊かな未来を作るため、県都那覇市で行われる今回の市長選挙。35歳の若いリーダーによる新しい未来への街づくりを、市民の皆さんと一緒に前進させていただきたい」と話し、オナガ候補への一層の支援を求めました。

 また街頭演説に先立ってオナガ事務所を訪問した岡田幹事長は、事務所スタッフらを激励するとともに、ガンバロー三唱で必勝を誓いました。

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 嘉手納町のPFAS汚染現場の視察では、「PFAS汚染から市民を守る連絡会」の、伊波義安、桜井国俊両共同代表らから説明を受けながら、嘉手納町内の井戸、比謝川の取水ポンプ場などを見て回りました。視察の最後に同連絡会から、PFASの血中濃度は、全国調査との比較では放置できないほどの高い結果だった。汚染は基地由来の可能性もあるとしたうえで、「日本のPFAS規制を立法化、汚染の原因を特定するために基地内への立ち入りと、沖縄県全県の疫学調査を実施することなどを求める」とする要望書を受けました。岡田幹事長は、「沖縄県もそうだが、日本全体の問題でもある。党としてもしっかりと受け止めさせていただく」と述べました。今回の視察には屋良知博沖縄3区総支部長も参加しました。

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 視察終了後に、記者団に対応した岡田幹事長は、「米国は、バイデン政権になって対応が変わってきているが、日本はその後追いすらできていない。沖縄県にかかわらず、日本全体でも懸念される状況だ。党としてもこの問題を取り上げていく」「日本国内での汚染状況の調査、確認、規制等の整備と並行しながら米軍基地への立ち入り調査を進めていくべき」と述べました。