党つながる本部は10月26日、オンラインイベント「『NPO関連予算はどう活用されてきたか』~施策を現場から検証する~第1回『災害対策とNPO』」を開催しました。立憲民主党は、旧民主党が2001年から毎年取り組んできた「NPO関連予算ヒアリング」を引き継ぎ2021年から実施してきました。今回のイベントは、2022年2月のヒアリングに参加したNPO側から、「関連予算や事業がどのように実施されているのか中間検証を行いたい」「NPOの側から事業見直しや政策提案を行いたい」との提案を受けて、党とNPO関係の皆さんが協働で企画準備を行い、この日、第1回目の検証企画が実現しました。

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辻󠄀元つながる本部長代理

 冒頭の主催者あいさつで辻󠄀元清美つながる本部長代理は、NPO自らが政府予算を中間的に検証し、省庁との協働で今後の取組みに結び付けていく意義を強調し、「毎月一回テーマを決めて取り組んでいきたい」と述べました。会ではまずコーディネーターのとよしま亮介さん(NPO埼玉ネット事務局長)と後房雄さん(日本サードセクター経営者協会代表理事)から今回の取組みの概要と位置付けについて説明があり、続けて「本年の災害対応におけるNPO等関連事業の実施状況」について、内閣府防災、文部科学省、農林水産省の各担当者から説明が行われました。

(省庁資料①)内閣府防災担当.pdf

(省庁資料②)文部科学省.pdf

(省庁資料③)農林水産省.pdf

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 NPO団体からは、「3.11から未来の災害復興制度を提案する会」、「一般社団法人 こども女性ネット東海」、「公益財団法人 佐賀未来創造基金」の3団体から本年の取組み報告や政策提案がありました。

 「3.11から未来の災害復興制度を提案する会」からは阿部知幸さん(フードバンク岩手副理事長・事務局長)、葛巻徹さん(いわて連携復興センター代表理事)、鈴木まり子さん(浜松の企業が手をつなぐ災害支援ネットワークはままつna net事務局長)の3名から、会の設立経緯と取組み報告の後、三つの課題とその解決策について提案がありました。

(NPO資料①-1)3.11から未来の災害復興制度を提案する会.pdf

(NPO資料①ー2)3.11から未来の災害復興制度を提案する会.pdf

 「一般社団法人 こども女性ネット東海」からは、藤岡喜美子さん(こども女性ネット東海執行理事)、猪飼由美子さん(遊び庵ポレポレ代表)、櫻井雅美さん(NPO法人SmileyDream理事長)、青山晃子さん(にこにこおやこ代表)の4名から、避難所運営委員会の委員長もしくは副委員長になる女性の人材養成や、妊婦・乳幼児・こども・女性に安心な施設の自主避難所開設のためのネットワークづくり等について説明がありました。

(NPO資料②)こども女性ネット東海.pdf

 「公益財団法人 佐賀未来創造基金」からは山田健一郎さん(同基金代表理事)から、「休眠預金活用制度」を活用した資金分配団体としての4つの助成プログラムについて説明があり、事業改善に向けての提案がありました。

(NPO資料③)佐賀未来創造基金.pdf

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「3.11から未来の災害復興制度を提案する会」の皆さん
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「一般社団法人 こども女性ネット東海」の皆さん
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「佐賀未来創造基金」の山田健一郎さん

 省庁とNPO団体からの説明の後、オンラインによる参加者や国会議員も参加して、事業改善や行政とNPOの協働などについて議論が交わされました。

*党つながる本部ではNPO関連予算中間検証企画の第2回目として11月30日に「子ども・子育て」をテーマにオンラインイベントを開催する予定です。後日、党ウェブサイトやSNS等を通じてご案内いたしますのでぜひご参加ください。

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司会進行を務めた渡辺創つながる本部事務局長
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東日本大震災当時の取組みを語る岡本あき子政調副会長と荒井優衆院議員(右)
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閉会あいさつを行った小山展弘つながる本部副本部長